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最終更新:2010年12月11日(土) 5時50分

北朝鮮有事、拉致被害者救出に自衛隊も

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 菅総理大臣は10日夜、拉致被害者の家族会と面会し、北朝鮮の有事の際、自衛隊を派遣して拉致被害者を救出する可能性を含め政府内で議論していることを明らかにしました。

 「救出に直接、自衛隊が出て行って、向こう(韓国)の国の中を通って行動できるのかどうか」(菅首相)

 菅総理大臣は拉致被害者の家族会が求めている自衛隊法の改正、あるいは特別措置法を設置して北朝鮮の有事の際、自衛隊を派遣して拉致被害者を救出する可能性を含め、政府内で議論していると述べるとともに、日本と韓国の間でもルール作りが必要だとの考えを示しました。

 また、拉致認定されていない1963年に石川県沖で漁船で姿を消した寺越武志さんと叔父2人の「寺越事件」について、菅総理は「もう一度見直し、再検討させる」と述べたということです。

 「全く交渉が行われていないような状態。もっと積極的にボールを打ち返してこいと、(北朝鮮側に)何回も要求しないと解決はしない」(横田 滋 さん)

 また、拉致問題担当大臣を兼務している仙谷官房長官も、外交ルート以外の手段も含め拉致問題解決のため、政府としてできることは何でもやると述べました。(10日22:15)

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