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スウェーデンで北欧初の自爆テロ 男はイラク出の元留学生
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【ロンドン=木村正人】スウェーデンの首都ストックホルムの繁華街で11日夕、車が爆発、炎上した。十数分後に近くの路上でテロ犯の男が自爆して死亡、そばにいた2人が負傷した。男はイラク出身で、中東イエメンのイスラム過激派サイトは男の写真を掲載し、自爆テロへの関与を明らかにした。欧米当局はイエメンが新たな国際テロの拠点になっているとみて警戒を強めている。
現地からの報道や英メディアによると、男はバグダッド生まれのアブドゥルワハブ容疑者(29)。1992年にスウェーデンに移住、2001年から英ベッドフォードシャー大に留学して理学療法を学び、04年に結婚。妻、子供3人とイングランド中部ルートンで暮らしていた。
2週間前からスウェーデン南部トラーノースの父親宅で過ごしていたが、11日朝、車で出かけたという。
同国の公共放送SVTによると、北欧で自爆テロが起きるのは初めてという。