43年前、茨城県で男性が殺害された、いわゆる「布川事件」のやり直し裁判で、弁護側は「冤罪と戦った歳月が2人の無実を表わす証拠だ」と無罪を主張しました。

 杉山卓男さん:「結論は無罪判決だと思っていますので」
 桜井昌司さん:「待つというのは楽しみ。(喜びの結果だと)確信している」
 杉山さんと桜井さんは1967年、旧利根町の当時62歳の男性を殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人などの罪で服役しました。今年7月から始まったやり直しの裁判で、検察側は改めて2人に無期懲役を求刑しています。10日の裁判で、弁護側は、犯行現場から物的証拠が採取されていないことや目撃者や2人の自白が捜査官の誘導のもとで行われたなどとして、無罪を主張しました。判決は来年3月16日に言い渡される予定です。

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