いじめや自殺で子供を亡くした遺族らが、事件についての調査結果を遺族にも公開してほしいという要望書を文部科学省に提出しました。
要望書を提出したのは、子供を自殺で亡くした遺族らをはじめとするいじめ問題に取り組む団体で、10月に群馬県桐生市で自殺した小学6年・上村明子さんの父親も名前を連ねています。具体的には、事件後3日以内に調査することや報告書に家族の意見を反映させることなどを求めています。遺族の代表は、「子供の自殺に関しての情報が学校側に偏っていて、隠すことが可能な現在の態勢を改めてほしい」と訴えました。これに対し、文部科学省は「現状をどこかで変えなければいけない」と述べました。