［相撲］白鵬効果、紗代子夫人故郷「徳島巡業」復活！

徳島市・眉山山頂の「ＬＥＤ万華鏡オブジェ」の通電式に出席した白鵬と紗代子夫人

　「白鵬効果」で巡業復活だ！　横綱・白鵬（２５）＝宮城野＝の紗代子夫人（２６）の故郷・徳島県で、来年１０月２８日に巡業が開催されることが１２日、分かった。徳島後援会の顧問である中村博彦参院議員（６７）が明かした。同県で巡業が開催されるのは約７年ぶりだという。

　中村議員は巡業の復活について「横綱効果ですね」と説明した。更に同議員は「少し違う企画もやってみたい。徳島色を入れた、ちょっと異色のものにしたい」と意欲。徳島と言えば阿波踊り。来年の秋巡業で白鵬が踊る姿が見られるかも知れない。

　白鵬はこの日、徳島市内で行われた「徳島県特別功労賞」の贈呈式などに出席し、約１５００人の県民から祝福された。「阿波とくしま観光大使」も務める横綱は巡業開催に「うれしいね。これで（大使の）顔も立ったかな」と笑顔を見せた。

　今回、新たに観光大使の名刺が２００枚贈呈されたが、県関係者によれば、白鵬が県のＰＲのために名刺に名産品などを入れるよう要望。しっかり観光大使としての責任も果たしている。阿波踊りなどのＰＲにも、横綱は「努力しますよ」と約束した。「横綱の地位を汚さないようにしたい」と来年の抱負を語った白鵬。巡業を盛り上げるためにも土俵で結果を残す。

　◆白鵬と観光大使　０９年から鹿児島後援会で縁がある霧島市の観光大使を務めている。今年２月には夫人の故郷・徳島県から「阿波とくしま観光大使」に任命され、同県で挙式した際に任命式を行った。今年５月には「味付けジンギスカン」発祥の地の北海道・滝川市が、羊はモンゴルと縁があるという理由などから観光大使に任命。同市と協力して米がとれない母国・モンゴルで栽培できるような「白鵬米」の開発にも携わっている。

　◆記念オブジェ夫婦で初対面　白鵬は特別功労賞の贈呈式後、夜に徳島市内の眉山山頂で行われた「ＬＥＤ万華鏡オブジェ」の通電式に紗代子夫人と出席。白鵬夫妻が山頂の来訪を記念して作られた鍵のオブジェとも初対面を果たした。このオブジェは、カップルが鍵をかけると恋の願いがかなうという意味が込められているという。地元関係者は「横綱ご夫妻が鍵をつけられたということで、名所になってもらえれば」と話していた。