NHK沖縄県のニュース　沖縄放送局

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演習騒音試験中断で抗議決議

１０日まで沖縄周辺などで行われた日米共同統合演習の期間中、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地の周辺の騒音が増えて、学校の授業が中断するなどの影響が出たとして、地元の嘉手納町議会は１３日、日米両政府に対し今後は、同じような演習を行わないことなどを求める抗議決議と意見書の案を可決しました。
日米共同統合演習は今月３日から１０日にかけて、沖縄周辺などで行われたもので、嘉手納町によりますとアメリカ軍嘉手納基地の周辺ではふだんより多い１日平均１２２回の騒音が測定されました。このため基地に近い嘉手納中学校では、軍用機の騒音や排出ガスの影響で演習初日の前の日に、テストの開始が遅れたり、演習期間中は、授業をたびたび中断したということで、嘉手納中学校では、「とても教育ができる環境ではなかった。教育を預かる立場として、とても深刻な状況だ」と話しています。
こうした事態を受けて、嘉手納町議会は１３日、臨時議会を開き、「演習は生活環境を破壊し、町民を無視するものだ」として日米両政府に対する抗議決議と意見書の案を全会一致で可決しました。
抗議決議と意見書では、日米両政府に対し今後、同じような共同演習を中止することや騒音を減らす対策を行うことなどを求めており、町議会では、１３日に沖縄防衛局やアメリカ軍に提出することにしています。

12月13日　12時37分

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