朝鮮高級学校の授業料無償化に反対する市民団体が、朝鮮総連と朝鮮学校との結びつきをうかがわせる新たな内部文書を公開しました。 13日、公開された朝鮮総連の内部文書。 総連側が先月23日、管轄の朝鮮学校や団体に対してある指示を出しています。 「新年に際して敬愛する金正日将軍様に謹んで電文を捧げる。電報料金は100字あたり700円」 公開したのは北朝鮮の民主化に取り組む市民団体、「RENK」の李英和代表です。 「北朝鮮は3代世襲でイケイケになってますから、朝鮮総連も『(この支持を)この時期にやるのか…』と思っても逆らえない」 「現状のままでの公財政支出、補助金の支給は好ましくない、やめるべきだと」(市民団体「RENK」 李英和代表) 朝鮮学校の無償化を巡っては、韓国への砲撃をきっかけに政府が先送りを決定。 橋下知事は府独自の補助を出す条件として、金正日総書記らの肖像画を教室から撤去することなどを挙げています。 また、小学6年生の歴史教科書に「朝鮮戦争を仕掛けたのはアメリカだ」という記述も見つかり、李代表は改善を求めています。 「現在の朝鮮学校の仕組み、実情では(改善は)不可能だ」(市民団体「RENK」 李英和代表) 朝鮮総連側は「現時点ではそのような文書の存在は確認できていない」とコメントしています。 (12/13 19:30)