ずっと独りだった。中学のころ虐めが始まりそのターゲットが僕だった。最初は軽い冗談からくるものでイジメというよりからかいが多く含まれたそれだったのだろう。だが、ある日を境にエスカレートしていった。
気づけば上靴がなくなり、机は廊下に出され、教師は見ない振りを決め込んだ。



ナンデボクヲミテクレナイノ

ドウシテハナシカケテクレナイノ

ボクハナニモシテナイジャナイカ

ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ



なんで？



あの日彼女に話しかけないければあのまま冗談で終わらせれたのだろう。
茅野 江美理 クラスの人気者でマドンナ。成績優秀、運動抜群、そんな彼女は困っている人を見てみぬことができずつい話かけてしまったのだろう。この僕に。そんなことが引き金になった。
今思えばかんたんなことことだ。いじめられている僕がクラスの人気者に話しかけられた、勿論クラスの男子は僕を見の敵に、女子は汚いもの見るように僕を蔑んだ。

そんな時間がすぎ、僕は中学を卒業した。