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・新ジャンルあらすじ・幼なじみはXXX
「起きて、蒼真くん…起きて、ねぇ起きて!」
「う…ううん…」
<幼なじみに起こされる、いつもと変わらぬ朝>
「朝御飯、もう出来てるよ?
今日はご飯とお味噌汁!」
「わかった…今起きるから…」
<朝食もバッチリ>
「ほら、起きて蒼真くん!」
「あっ…ちょま…」
――バサッ…
「…! きゃぁ!?」
「やめっ…朝だから! 朝だからー!」
<朝の生理現象イベントも完備>
<ギャルゲーではよくある光景>
<と思われた…>
「なんで、神社が悪○城になってるんだ!?」
――その日、全ては変革した
「だって私…」
――ベルモンドだもん
☆幼なじみはベルモンド☆
<その日を境に彼の平和な日常は木っ端微塵に吹っ飛んだ>
――Emergency!
――姿勢制御不能!
―― ・
―― ・
―― ・
「ジェネレータに誰かが干渉を…ダメだ!」
―― ・
―― ・
―― ・
――緊急着陸まで、カウント3!
「お、落ちる~!?」
<地球に向かっていた宇宙船がアクシデントによって悪魔城に墜落>
「ぬわぁぁぁ!?」
――プチッ
<今代のベルモンド、ユリウスはとてもお見せできない姿に>
<混乱を避けるべく、半妖精型宇宙人はその場に居合わせた少女を代役に立て>
「ごめんね~!」
「へっ…?」
――ぐるぐるぐる…
「はわわ…???」
<つじつまを合わせるために全人類を洗脳した>
<一夜にして悪魔城はアクションからアドベンチャーへ>
「Yes,Amen!」
「「「Yes,Ameeeeeeeeeen!!!」」」
「どういうことなの…」
<あろうことかベルモンドは幼馴染の女の子>
「えーいっ!」
――バチーンッ!
「ギョワァァァ!?」
「「「ベルモンドだー! ベルモンドが来たぞー!」」」
「なに、うちの娘ってそんな恐怖の象徴なの!?」
<彼女が鞭を握れば魔物も裸足で逃げ出す悪魔城>
「さすが弥那・ベルモンドだ!」
「「「キャーッ、ミナサーン!」」」
「えへへっ…♪」
「みんな、落ち着いてゆっくり素数を数えてみような、な!」
<しかも、誰一人この異常な悪魔城を疑問に思わない>
――ライバル登場
<悪魔城に導かれ主人公の前に現れた魔女>
ヨーコ・ヴェルナンデス
「あまり私を怒らせないほうがいいわよ…?」
「地べたに額を擦りつけて謝るので許してください」
<美しき教会の危険な「魔女」>
「あ、ヨーコさんこんにちは」
「久しぶり! 元気にしてた?」
「知り合いかよ!?」
<しかも、宇宙船(笑)までもが押しかけてくる始末>
――謎の宇宙船
「俺は…俺は一体…何のために戦っているんだぁぁぁ!」
「ごめん、ちょっと黙っててくれないか?」
航宙船アルカ アド
<ベルモンド補佐官>
「久しぶりの悪魔城か…腕がなるのぉ…!」
「ジーサン無茶すんな!」
ジョナサン・モリス(109)
<主人公を巡って、委員長キャラと不良キャラ間程度の危機が勃発>
「蒼真くん…お姉さんとちょっとイイコトしない?」
「よろこんで!」
「…ヨーコさん、蒼真くん…ベルモンドの真の力、見せてあげようか?」
<果たして、悪魔城の運命は?>
<何が原因でこんなことに>
<何故か本来あるべき悪魔城を知っている>
<お前の記憶を使って元の世界に戻す。協力しろ>
「僕に任せておけば大丈夫だよ…フフフッ…」
「お前は何を言っているんだ」
――陰謀?
――死神のお導き
「かつてドラキュラは言いました…
リア充は死ね! と…」
「歪みねぇな…」
「故に…刈取らせてもらおう!」
「え、なんで!?」
<悪魔城はノリと勢いで攻略>
<イロイロと意味不明なシナリオ>
<あらすじの命運をかけて>
☆幼なじみはベルモンド☆
2035年10月30日
あらすじ内同時発売
(年齢が600歳未満の方はご購入いただけません。ダメ、ゼッタイ)
「魔王・蒼真と弥那・ベルモンドの力は互角
勝てるかどうかはTASの最適化次第だ」
※前回のあらすじ
「混沌と繋がったままベルモンドと戦うなんて
頭がフットーしそうだよぉっ!」
以上
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――オオォォォ…!
「フフフ…」
混沌から魔力が流れこんでくる。
無尽蔵の魔力。
「ハハハハハ!」
魔力だけじゃない。
混沌から生まれ出ようとする魔物たちの魂が俺に流れこんでくる。
「ヒャーッヒャッヒャアア!!」
そして悪意が、憎しみが、
人の持つドス黒い心が俺の心の隙間を埋めていく。
それが酷く…心地良い。
「蒼真…!」
「んん~?」
ユリウス…
「逃げるなら…いや、もう遅いか」
――スッ…バサバサバサッ…
「…!」
俺の体が無数のコウモリの形をした影に変わり空に掻き消える。
まぁユリウスの死角に転移しただけなんだが。
「どこを見ている?」
「…っ!?」
――ブンッ…
背後からクラウ・ソラスで斬りかかる。
「くっ…!」
ユリウスはバックステップで避ける。
捉えるべき対象を失った刃が地面に当たる。
――ゴッ!
「…っ、なんだと!?」
地面がはじけ飛び、
砕けた破片が魔力を纏いユリウスを襲う。
「くっ…!」
――カンカンカン…!
「ヒュゥゥゥ~…やるねぇ…」
破片はすべて鞭によって弾き飛ばされた。
相変わらずのチートっぷりだとは思うが、どこもおかしくはないな。
「よく避けた…ってか?
さっき俺が言われたことだったっけかぁ…あぁ?」
「………」
ユリウスは厳しい目で俺を睨みつけている。
「ふっ…ふくくっ…!」
自分の口からこらえきれない笑い声が漏れている。
――コツッ…コツッ…
俺はゆっくりとユリウスの方に歩み寄る。
――コツッ…コツッ…
ユリウスも俺から目を離さずゆっくりと近づいてくる。
――コツッ…ザッ…
お互いの肩が触れ合いそうな距離、並ぶ。
――ドドドッ…
張り詰めた空気の中、
俺は薄く笑みを浮かべ、
ユリウスは厳しい表情のまま、
互いに短く言葉を交わす。
「…どうやら本当のバケモノへと変わってしまったようだな、蒼真」
「言うねぇ…さぁ仕切りなおしだ…派手にやろうぜ!」
――パリーンッ!
俺のその言葉を引き金にお互いの持つ獲物が交錯する。
空気がまるでガラスのように砕け、弾ける。
「…ドラキュラァァァ!」
「ベルモンドォォォ!」
――ズォォォォォォ!
戦いは再開した。
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今の俺は混沌から流れこんでくる魔力を扱うことができる。
つまり魔力の制限はない。
加え、混沌から支配の力で魔物の魂を引き釣りだし扱うこともできる。
更にはかつて魔王が使った魔術式などの知識まであるという豪華仕様。
「そらそらそらぁ!」
――ドムドムドムッ…!
俺の撃ち出した無数の魔力球、術式名称ダークインフェルノがユリウスへと殺到する。
大まかにしか狙いを付けていないので、
外れたものが壁を、床を焦がし、黒い痕を残していく。
「うおぉぉぉ!」
――パパパンッ!
ユリウスはやはりヴァンパイアキラーによって防いでいるが俺の魔力は今無限。
隙間なく撃ち込まれる魔力球の前に防戦一方である。
カオスリング…混沌の力は素晴らしい…!
問題があるとすれば
「どうしたユリウス!
もっと楽しめよぉ!?」
テンションがおかしくなるくらいか。
最高にHigh!ってやつだぁぁぁ!
「くっ…!」
――スッ…
魔力球の雨の中、かすかな隙を見つけたのかユリウスの姿が消える。
特殊な歩法による高速移動。
その移動中は実体を捉えることは出来なくなる。
まるでどこぞの世紀末拳法の究極奥義のようだ。
だが今の俺にそれは無意味だ。
「でぁぁぁ!」
「残念…わかってるよぉ!?」
――ガギッ…
「く…ぬぅ…!」
<ユリウスが現れてから> その気配に反応し、
クラウ・ソラスを振るう。
刀身が黒くなっているような気がするが俺は気にしない。
今俺の体からはリミッターが外れているのか、
身体能力も異常なほど上昇している。
今まで反応できなかったものにも反応できる。
その一撃でユリウスは大きく吹き飛ばされる。
ヴァンパイアキラーで受け止めたようで傷はないが。
改めてバケモノだ。
俺に向かって撃ち出していた武器で俺の攻撃を防ぐとか。
だが…
――キュォォォ…
「…!?」
「また振り出しだぜ?」
ユリウスが着地した先には、
すでに俺の魔力球が無数に浮かんでいた。
――ドムドムドムッ…!
「ぐっ…うおぉぉぉ!」
「ハァーハッハァー!」
再び防戦一方の状態に戻ったユリウス。
笑いが止まらない。
「他人を圧倒するっていうのは気分がイイなぁ!
自分が強者であると実感できる!
そうだろ、ユリウスゥ!?」
「…!?」
魔力球を撃ち出しながらしゃべる。
「頭の中がトロトロに蕩けて体中の穴から吹き出しそうなほどの優越感!
ベルモンド一族もそうだったんだろぉ!?
最強のヴァンパイアハンターだもんなぁ!?」
口が止まらない。
俺は今何を言っているのだろうか?
――ドドドドドッ!
魔力球は更に数を増し、
適当に撃っているとはいえユリウスを逃すことのない程の量となっている。
「…そうだな。その思いが一切なかった、と言えば嘘になるだろう…」
「…!」
ユリウスもまた魔力球の雨から身を守りながら静かに話す。
「だが…お前のように愉悦に溺れ本来の目的を見失ったりはしない!」
…本来の目的?
頭に上から氷水でもかけられたような衝撃だった。
今俺はいったい何をしているんだろう?
「うおぉぉぉ!」
――パリーンッ!
「…っ!?」
ユリウスの体が激しく発光し、
その光で撃ち出されていた魔力球が全て掻き消えた。
――ゴゴゴッ…!
ユリウスの様子が、変わった。
「…まだ本気じゃなかったのか?」
「本気だったさ。だが次は…全力だ」
…なるほどね。
本気でも全力ではなかったと。
だったら…
「次の一撃で決めようか…?」
「…いいだろう」
――コォォォ…!
ユリウスの体に光が集まっていく。
大技を放つつもりのようだ…
…そうだ。
俺にはまだやることがあるんだ。
こんなところでのんきにバトってる場合じゃない。
「うおぉぉぉ!」
――ドドドッ…!
俺もまた混沌から魔力を汲み出し体に溜めていく。
――オオォォォ…!
「(…っ!)」
混沌からの悪意が流れこんでくる。
さっきまでの妙なテンションはこいつのせいだったのか?
「(もっと集中しろ…)」
正直忘れていたが有角が押さえ込んでいる状態でこれなんだ。
この程度で気をおかしくするわけにはいかない…!
やるべき事に集中する…
――ォォォ…ォォ…
大丈夫だ…俺は冷静だ。
飲まれたりなんか…しない!
「行くぞ…ユリウスゥゥゥ!」
「来い…蒼真ぁぁぁ!」
「「うおぉぉぉぉぉぉ!」」
互いに全力で部屋の中心でぶつかり合う。
「爆ぜ消えろ! <デモニックメギド>」
「闇へ帰れ! <グランドクロス!> 」
――カッ!
爆発が部屋を満たした。
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・ステータス
来須蒼真EX(クルスソウマ)
・装備
防具 エバーシンク
他1 首蔵
他2 ゴールドリング
他3 カオスリング
・新しいソウル
・PIT
魔物図鑑
地図拡張
道具図鑑
・武器
コンバットナイフ
ウィップソード
グラム
フルンチング
ミストルティン
ラハブの氷剣
レーヴァテイン
ブルトガング
カラドボルグ
ヴィジャヤ
バルムンク
ジョワユース
ダインスレイブ
アスカロン
クラウ・ソラス
やすつな(安綱)
妖刀村正
エクスカリバー
トールハンマー
ゲイボルク
ブリューナク
ロンギヌスの槍
カイザーナックル
シルバーガン
・防具
ぐんぷく
オルロックスーツ
ドラキュラの服
てつのむねあて
ゴールドプレート
エバーシンク
エルフのローブ
ブロッキングメイル
アーミージャケット
・アクセサリー
首蔵
真紅のマント
ゴールドリング
カオスリング
・その他
手回し充電器(PIT用)
古文書
うまいにく(ウニ)
ポーションxたくさん
アンチドーテxたくさん
エリクサーx1
まずは俺の話を聞いてくれ
(゚д゚ )
(| y |)
「幼馴染」と「ベルモンド」を足しただけでは
幼馴染 ( ゚д゚) ベルモンド
\/| y |\/
( ゚д゚) 新ジャンル
(\/\/
まぁなんのことはない新ジャンルあらすじだ
(゚д゚ )
(| y |)
だがベルモンドの要素を分解すると
( ゚д゚) ベルモンド
(\/\/
鞭 ( ゚д゚) 蝋燭
\/| y |\/
…おわかりいただけただろうか
鞭
蝋燭 ( ゚д゚) 幼馴染
\/| y |\/
すなわちry
「あ、そうだ。蒼真くんにゴホウビをあげに行かなくちゃ…」
――カツンッ…カツンッ…
地下室へと続く階段。
そこをひとりの少女が降りていく。
――ガチャッ…
弥那・ベルモンドの住む家。
そこに一室だけ設けられた地下室。
その扉が開かれる。
地下は壁についている蝋燭の炎だけが光源となっているようでしっかりと様子を知ることはできない。
――ジャラ…
金属が擦れる音が聞こえる。
鎖のようなものに、何かが繋がれている…?
「フフフッ…お待たせ、蒼真くん…♪」
「う…ぁぁ…!」
それは少年だった。
両手両足を鎖で繋がれ壁に磔にされている。
「…弥…那…もう…こん…な…」
虚ろな目をした少年は懇願する。
何を求めているのか、それをはわからないが。
「もう! いま来たところなのに…我慢できなくなっちゃったの?」
「…! 違…」
「蒼真くんは仕方ないなぁ…そんなにゴホウビがほしいなんて…」
「ヒ…やめ…」
彼女はベルモンドに伝わる鞭を取り出し振るった。
――バシーンッ!
「~~~っぁ!?」
「ウフフッ…蒼真くん、可愛い♪」
――バチッ…バチッ…バチーンッ!
彼女はまだ足りないとでも言うかのように、
手首のスナップを効かせなんども丹念に、
少年の体へとゴホウビを刻みつけた。
「ぁ…ぁぁぁ…」
「ふぅ…今日はこれくらいかな?」
軽く息をつき彼女は鞭を適当に放り投げた。
「蒼真くん…」
――ギュ…
「…ぁ…?」
そして彼を抱きしめた。
「大丈夫。
ここで私がずっと守るから。
誰にも手出しなんてさせない。
ずっと、いっしょだよ?」
※本編とは一切関係がry