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無罪判決の白浜被告「ぬれぎぬ晴らせた」
去年、鹿児島市で高齢の夫婦が殺害された強盗殺人事件の裁判員裁判で、鹿児島地裁は10日、一貫して犯行を否認していた白浜政広被告(71)に対し、無罪判決を言い渡した。これまで一貫して無罪を主張してきた白浜被告は、判決後、「ぬれぎぬを晴らすことができ、うれしい」と晴れやかな表情で語った。
「おかげさまで無罪判決をいただきました。私のぬれぎぬを晴らすことができまして、誠にうれしい」
「(判決の瞬間は)やったーと思いました」
「一貫して私が『やっていない、現場に行っていない』ということを通していたので、絶対それはぶれていない。だから(無罪判決を)確信していた。でも、やっぱり最後の一瞬、判決をいただくまでは一抹の不安もあった」
「『起訴されたら99.9%検事が勝ち』とよく言われる。だけど、裁判員制度になって裁判員の意思が入るようになったから、裁判員も自分の気持ちをある程度表に出してきたんじゃないかと思う。そういう意味では、裁判員も一生懸命真剣にやってくださったんだろうと思う」
「(今後は)何も考えず、しばらくのんびりしたい。あまり外に出ず、家でのんびりしたい」
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