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勘違い殺人で懲役25〜12年 「暴力団特有、人命軽視の動機」
このニュースのトピックス:殺人事件
元暴力団幹部の側近と勘違いし、前橋市の運送業、黒田良一さん=当時(53)=を絞殺したとして、殺人などの罪に問われた神奈川県座間市の指定暴力団稲川会系組長、竹内洋介被告(33)と組幹部2人の裁判員裁判の判決で、前橋地裁は13日、竹内被告に懲役25年(求刑懲役28年)を言い渡した。
静岡県沼津市の山元健太郎被告(35)は懲役17年、神奈川県小田原市の田上智明被告(44)は同12年(求刑は懲役18年と15年)。判決理由で、倉沢千巌裁判長は「暴力団特有の人命を軽視した動機は、市民社会として受け入れられない」と述べた。
判決によると、3人は平成19年1月11日、元幹部の家に出入りしていた黒田さんを元幹部の側近と誤信。元幹部への見せしめとして黒田さんを絞殺した。