東京都議会総務委員会は13日、過激な性的描写がある漫画の販売規制を強化する青少年健全育成条例の改正案を民主、自民、公明の3会派の賛成多数で可決した。漫画家や出版業界に強い反対の声があることから、付帯決議で都に慎重な運用を求めた。15日の本会議で成立し、来年7月1日以降発行の漫画本から適用される。
改正案は強姦(ごうかん)など刑罰法規に触れる性的な行為や、親子など近親者間の性行為を「不当に賛美、誇張」して描いた漫画やアニメを、18歳未満に販売することを規制する。【真野森作】
毎日新聞 2010年12月13日 20時23分