December 13, 2010

あれこれ長い話を書こう

早朝3時45分、シェラトン・グランデ・スクンビットをチェックアウトし、
ホテルのリムジンでスワナブーン国際空港へ。

ホテルのロゴが入ったメルセデスベンツのEクラス。
利用料金は2200バーツ。日本円で6000円ぐらい。

タクシーだと400バーツもあればOKだが、
時間帯を考えて安全策をとった。
というか朝早い場合、このパターンはよくやるのだが。

画像


実をいうと今回の旅、タクシーでのトラブルが2回もあった。
最初は香港国際空港からマカオ行きのフェリーターミナルまでの
タクシー。高速道路でいきなりスピードが落ちて止まりそうになってしまった。

ノロノロ運転で「次の出口で出ますから他のタクシーを拾って下さい」と言われるも
出口までたどり着けるか心配な状況で真っ青。

車はなんとか少し調子を取り戻し、だましだましの運転でフェリーターミナルに到着したものの
かなり危ないシーンだった。

香港ではいまだに日本で廃車になったタクシーが買い取られ再利用されているから
年代もののクラウンだったりする。かなりのオンボロ。

運転手の説明では「いつも同じところでLPガスを入れるのですが、今日は途中で足りなってきたので
街中のいつもと違うところで入れたんです。違う会社のため微妙に違うガスだったんでしょう。
そうしたら調子が悪くなった。でもこのとおり車のエンジンがなじんできたのか今ではなんとも
ありません」とのこと。

とにかくタイトなスケジュールだったので時間の余裕がなく、冷や汗ものだった。

二度目のトラブルはバンコク市内で起こった。
ホテル前から乗ったタクシー。そんなに古くはないカローラだったが、
バイヨークスカイホテルのレストランに向かう際、渋滞の中ボンネットの隙間から
いきなりかなりの勢いで白い煙が上がった。

運転手はボンネットを開けて何をしたかしらないが1分ぐらいで煙が収まり
そのまま運転続行。そこからほんの3分で目的地に到着したが、これもかなりの
ビックリ体験。

食事に行くだけだったので焦ってはいなかったが、爆発するんではないのかとの緊張感はあった。

朝の4時前に変なタクシーに遭遇して居眠り運転でもされたら大変。
居眠りじゃなくても何かのトラブルがあれば飛行機をミスるという不安があり
料金は高いが安心を買うつもりでホテルのベンツを選択したわけ。

今朝のバンコクは強い雨が降っていて、乗っていて怖いほど。
改めてベンツにしてよかったと思った。

ベンツにはスリップ防止のトラクションコントロールが標準装備されているが、
バンコクのタクシー仕様のカローラには付いているはずがない。
万一事故った場合もベンツの安全設計はカローラあたりとは段違いに違うから
命拾いする確率も高い。

余談だが私は次に車を買い換える際にはベンツに戻そうと思っている。
どんなに古いベンツでもいいから一生ベンツに乗り続けたいと思う。
車を選択する場合、その車に命を預けるのだということを忘れてはいけないと思う。

なにはともあれスワナブーン国際空港に無事到着。

キーマン氏には気の毒だったが、ビジネスクラスが11席しか空きがなく、
優先順位が低い「友人パス」のキーマン氏は16番目ということでエコノミー。
私は4番目だったのでビジネスクラスに乗れた。

まあこの辺は予想していたので事前に言ってあった。
だから北を向かれる(相撲用語でへそを曲げるという意味)ことはなかったが…。

6時間の空の旅、5時間ほど熟睡。いま疲れは感じていない。

成田からはスカイライナーで日暮里まで行き、京浜東北に乗り換えて赤羽。
で、いま駅前のネットカフェにいるという次第。

スカイライナーが早くなり最近はよく利用するが、
乗りながら考えたのは上海との格差。

日本の発達はスローすぎる。世界にどんどん追い越されていると実感。
前にも書いたが上海には空港から市内へのリニアモーターカーがあり、
時速400キロとかのスピードで空港から浦東(プドン)の駅までたったの6分。

1960年代は鉄道における世界最先端の国だった日本。
その頃の中国などシビリゼーションのかけらもない後進国だったのに、
完全に追い越されてしまった。

日本は何をやっているんだと憤りを感じる。

今日、機内で久々に朝日新聞を読んだ。
韓国のゴルファーたちがめちゃくちゃ強くなった理由が書かれていた。

ようは国が全面的にバックアップしているという話。

韓国の新人ゴルファーたちは優秀なコーチに付き200日もの強化合宿で
徹底指導を受けるという。実技に加えて精神面も鍛えるというのだから凄い。
国際的な大会で優勝すると兵役の免除までされるという。

「日本はたったの20日。これでは勝てるはずがない」と岡本綾子さんが嘆いたとか。

ゴルフのことはよくわからないが、10年前には考えられなかったことだろう。

ゴルフで韓国に思いっきり追い抜かれた日本…。
日本の家電メーカーはサムスンにごぼう抜きにされるし。

なんで何もかも追い抜けれなきゃいけないんだ。

自動車業界にしても、アメリカのシェアにおいて
トヨタや日産もヒュンダイやKIAにどんどん差を縮められてきている。

中国マーケットではGMが強かったりする。

韓国といえばチェジュや日本海などで砲撃演習を開始したという。
先日、北朝鮮とのドタバタがあったばかりなのに根性が入っているなと感心した。
ある意味、北朝鮮に対して心理戦を仕掛けたとも取れるが
たいしたもんである。

日本は他の国に嫌がらせをされてもシュンとなってしまうだけ。
何とも情けないことではないか。
「行儀がいい」とも言えなくはないが、今回の韓国のような根性や度胸はどこにもないだろう。

目には目をというか、一発殴られたら二発殴り返すなんてことは、現在の腰抜けJAPANには
望むべくもないのだろう。

戦争はやってはいけないことだし、私自身反対だが、
政治や経済における戦いは必然的なこと。

中国と一切付き合いをたつぐらいの根性がほしいものだと思う。
経済的に大打撃だとしても、国民みんなで貧乏してでも、
天狗になった中国に対して意地をみせるぐらいじゃないと。

そういえばオバマ氏になって、アメリカではNASAの宇宙開発のバジェットが大幅に削減されて
いるという。

「そんな金があったら、貧しい人を救ったり福祉に使うべき」という世論だというが、
宇宙開発はある意味、人類の発展として、いま生きる人間の努めではないだろうか。

政治家たちは法人税や金持ちに対する減税を叫び人気取りに必死だが、
逆に増税してでも人としての使命である宇宙開発は進めるべきだと思う。
進化に対する努力を怠っては人間失格ではないか。

今日は物価の高い東京での遊びを控えて、ネット喫茶に引きこもり
あれこれ私の考えを書いてみた次第。











jimmysuzukiusa at 16:32│Comments(0)この記事をクリップ!

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