2010年12月13日15時3分
茨城県議選の告示直前に立候補を表明した戸井田和之氏の陣営は、12日の事件前から、さまざまな嫌がらせを受けていたという。
戸井田氏や選対幹部によると、選挙戦の当初から、選挙カーのマイクとスピーカーをつなぐコードが切られたり、不審な車に幅寄せされたりすることがあったという。投開票日前日の11日朝には選挙カーなど車5台のタイヤが千枚通しのようなものでパンクさせられていたほか、事務所に消火器を噴出されたり、看板を破られたりしたという。
だが、戸井田氏も選対幹部も事件発生まで県警に届けなかった。戸井田氏は「選挙戦のなか、パトカーがいると良くないと思った。選挙が終わったら相談しようと思っていた」と説明。犯人に対しては「なぜこんなことをしたのか、私には皆目、見当もつかない」と話した。
県警は「被害届が出されていないので、把握していなかった。事件後に陣営から、そういうことがあったと初めて聞いた」としている。
戸井田氏は2002年の県議選・石岡市選挙区に無所属で立候補して初当選。前回06年は自民公認で立候補したが、660票差で敗れた。同選挙区は今回、旧八郷町との合併を受けて定数が1から2に増えた。当初はそれぞれ石岡市と旧八郷町を地盤とする現職2人しか候補者がおらず、無投票が予想されていた。