2010-03-14 「非実在青少年」規制をゴリ押ししている警察官僚の正体
青少年の健全育成を目指して「非実在青少年」規制をゴリ押ししている警察庁キャリア・倉田潤の健全な過去
『平成22年第1回定例会録画映像:3月12日(金曜日)予算特別委員会(総括質疑)』
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/cgi-bin/movie.cgi?file=c1003120&file_mode=.wmv
「今回新たに不健全図書指定の基準に追加することにより、青少年への閲覧制限への対象とされるのは、図書類等のうち青少年にかかる性交又は性交類似行為にかかる視覚的描写物に限定され、更にこれらのうち青少年を強姦するなど、著しく社会規範に反する行為をみだりに性的対象として肯定的に表現したものに限定をしております。このような作品の青少年への閲覧を規制することで作家の自由な創作活動や、芸術文化の振興への影響が生ずることはないものと考えております」(一部略)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/410/1263645869/92-93
もう既に一部で話題になっていますが、この倉田潤青少年・治安対策本部長の名前で検索すると非常に興味深い情報が出てきます。
03年4月の鹿児島県議選をめぐり、県警が浜野博さんを買収の容疑者に仕立てようと、架空の自白を強要して調書を作成していたことが今年1月に判明。県警は捜査員や浜野さんから聞き取り調査し、倉田潤・県警本部長(当時)は県議会で「強要の事実は認められなかった」と否定した。浜野さんを含めた同市の住民12人は近く、違法な取り調べを受けたとして県を相手に損害賠償請求訴訟を起こす。別の住民も加わる見込みだ。
( 2006-05-07 朝日新聞 朝刊 1社会 )
鹿児島県警の架空調書問題とは、あの悪名高い冤罪事件「鹿児島県議選違反事件」、通称・志布志事件の事です。
2003年4月の鹿児島県議選旧曽於郡区で、初当選した男性と支持者らが同県志布志市の集落で買収の会合を4回開き、計191万円を授受したとされた。鹿児島県警が公職選挙法違反容疑で摘発し、13人(うち1人は公判中に死亡)が起訴された。公判では全員が否認した。捜査段階では容疑を認めたとされた6人の自白の信用性などが争点になったが、鹿児島地裁は07年2月、捜査を厳しく批判したうえで信用性を否定、全員に無罪を言い渡した。最長で395日間拘束された被告もいた。最高検が07年8月にまとめた「捜査と公判の主な問題点」は、供述の信用性の検討が不十分、▽客観証拠の裏付けが乏しい、▽多大な労力と捜査力を要する事案なのに質量ともに見劣りのする捜査態勢だった、などと総括した。一連の事件捜査の過程で、県警の警部補が、任意で調べた男性に親族の名前を書いた紙を踏ませ、自白を強要したという「踏み字」事件も発覚した。警部補は減給の懲戒処分を受けた後の07年8月に県警を依願退職し、同年9月には特別公務員暴行陵虐罪で福岡地検から在宅起訴された。
はい、注目。
県議会で堂々と虚偽自白の強要という事実を否定した倉田潤鹿児島県警本部長とは、今まさに「非実在青少年」規制をゴリ押ししている倉田潤青少年治安対策本部長その人です。
「倉田でございます。この9月に着任をしました。前任の本部長と同様警察庁出身でございます。私、かねてからこの歌舞伎町の取組みに注目をしてまして、ひとつは安全・安心を街づくりのコンセプトとした。その素晴らしさ、それからそれを推進するのに、行政の総合力を発揮している。それから、民間の方々、色んな分野の方々とともにやろうという、総合的な体制をおつくりになったということ。2点において非常に先駆的であるなと思っておりました。
私事でありますが、私16年から18年にかけまして、鹿児島の本部長をやってまして、ご承知かどうかわかりませんが天文館という繁華街がございまして、ここも暴力団の暗躍であるとか客引き、違法営業といった問題がございました。丁度歌舞伎町の取組みが始まったころで、それを横目で見ながら大いに参考にさせていただきながら、鹿児島では天文館だぞと、これをしっかり守っていこうよねと、こういう取組みをしたことを思い出しております」