今回のマシンはあの往年の名車、キャノンデールMシリーズ。当時、キャノンデールといえば レアな軽量アルミバイクとしてマニア必涎のブランド。当然その加工精度は当時から精密且つ大胆であり、シチュエーションを選ばない高機動バイクとして人気を博してきた。
近年、同社からデリバリーされた"BADBOY"シリーズがリジッドマウンテンバイクの唯一の牙城となり人気も上々であるが、今回の改造は当時のMシリーズのキャノンデールをBADBOYのコンセプトに則して行うというもの。改造前の画像及び経緯を準備できなかったのが残念だが、この仕上がりの画像だけでも満足のいく物だったのでアップとなった。
(矢印1)当時の懐かしいキャノンデールのエンブレムロゴ、現行のCロゴに見慣れているとかえって新しい感じがしてしまうのが面白いところ。

(矢印2)ブレーキのキャリパはXTRを使用、XTRは行き過ぎなのでは?という声も聞こえそうだが、XTはコントロール性の面で難があると判断したので精度・重量・性能どれをとっても文句の無い このモデルのチョイス…というわけである。因みに、カラーリングもXTRグレーがフレームとマッチしてるのでGOOD
今回のポイントの一つ、ギア比なのだが今回はかねてからの経緯もありロード用の52-39Tのフロントギア及びリア12-25Tの8Sスプロケットを使用してみた。これによって非常に高速度の巡航が可能になることになる。スタート&ストップを重視したフロント50-39&14-28T付近のリア9Sというチョイスも考えにあったのだが、比較的ゆったりとしたトップチューブの安定性方向に振ったフレームであることとロード的な乗り方を再現する為に前者のチョイスとなった。
因みにフロントディレーラー及びクランクアームはリアのデュラエース仕様に伴い7402/7700系を使用することも
タイトなポジションにすることで全体のイメージも精悍なものに…ということでKOREのSYSTEM3ステムをリバースで装着。全体のイメージとしてマット&グロスブラックのパーツを多用してる為に非常に攻撃的なイメージのマシンとなっている。
因みに、ヘッドセットは往年の名品SUNTOUR・XC−PRO当時としてはグリスガードシステムを採用するなど話題性のある商品。ブレーキレバーはケーンクリークのダイレクトカーブを採用緩やかな曲線を描いて形成されるレバーは近年のCNC削り出し部品に比べて女性的なイメージが有ります。
サドルはセライタリアのオクタビア、6000円と安価ながら美しいシェイプを出しています、実際サドルとしての性能も良好で今回の改造の肝となる部品でもありました。因みにレッド・ブルー・ブラックの三色展開、現在装着されているサドルが野暮ったく感じたら交換も有りですね。

タイヤはパナレーサーのT-SERV、DRY/WETどちらにも高い性能を発揮してくれるヒット商品。26X1.5サイズのタイヤより高い性能を求めるならばこのチョイスは有りです。ただし、タイヤを細くするには多少のリスクがあることもお忘れなく…(^^;;因みにサイズは26X1.25です