広島市とＪＲ西日本が検討するＪＲ可部線の廃止区間、可部―旧河戸間（安佐北区）の電化延伸で、ＪＲ西日本が作成した環境影響評価の実施計画書の縦覧が１３日、始まる。
計画書はＡ４判、１０２ページ。可部駅から旧河戸駅周辺までの１・７キロの工事区間などを明記する。環境に影響を及ぼす内容に、工事による粉じん▽延伸後の列車の騒音や振動▽線路周辺の二酸化炭素（ＣＯ２）排出―など１０項目を提示。具体的な調査方法や環境に配慮した工法などを説明する。
来年１月１２日まで市役所や安佐北区役所、可部公民館など９カ所で縦覧できる。計画への意見書は同２６日まで同社に提出できる。
電化延伸について市は９月、来年度着工を目指す方針を表明。ＪＲ西日本は本年度内に実現の可否を判断する予定で、「環境影響評価の調査結果も参考にする」としている。ＪＲ西日本建設工事部＝電話０６（６３７６）６００６。
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