岩国市は8日の市議会本会議で、米海兵隊岩国基地への移転配備が計画されるKC130空中給油機の機数変更の有無について、国への照会結果を報告した。1996年の日米特別行動委員会(SACO)で合意された12機から変更はないとの回答があったと説明した。
市によると、中国四国防衛局が11月30日に「米側から正式に(機数変更)を提案された事実はない。12機と考えている」と回答したという。普天間飛行場から岩国への空中給油機部隊移転をめぐっては、2011米会計年度版「海兵航空計画」が13年4月に15機配備と明記。市は移転反対の市民団体から事実確認を求められていた。
市は、国の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)の福利厚生施設分に関する照会結果も説明。78年度の開始以降、各年度の当初予算計上分合計のうち岩国関連は運動・厚生6施設で建設費は計79億8千万円―との内容の回答があったとした。
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