茨城県議選 民主は現有6議席
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茨城県議選 民主は現有6議席

12月13日 4時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

来年春の統一地方選挙の前哨戦として注目された茨城県議会議員選挙の投票が12日に行われ、議席の倍増を目標に推薦を含めて24人を擁立した政権与党の民主党は、選挙前と同じ6議席にとどまり、統一地方選挙に向けて厳しい結果となりました。

政権交代後初めての都道府県議会議員選挙となった今回の茨城県議会議員選挙は、各党とも来年4月に行われる統一地方選挙の前哨戦と位置づけ、幹部らが連日応援に入りました。36の選挙区、65議席の結果です。選挙前の議席の倍増を目標に推薦を含めて24人を擁立した民主党は、議席を増やすことができず、当選は候補者の4分の1の6議席にとどまりました。中でも新人候補が、擁立した19人のうち3人しか当選しなかったほか、自民党と1対1の争いとなった4つの選挙区ですべて敗れるなど、統一地方選挙に向けて厳しい結果となりました。一方、推薦を含めて選挙前の45議席より1人少ない44人を擁立した自民党は、39議席に減らしましたが、県議会の過半数を獲得し引き続き主導権を確保しました。このほかの政党は、▽公明党が4議席、▽共産党が1議席、▽みんなの党が2議席、▽無所属が13議席でした。今回の選挙結果について、民主党茨城県連の郡司彰会長は「逆風というより、北風が吹いている所に氷雨まで降ってきたような状況で選挙の最終盤を迎えた感じだった。党がまとまってないというイメージが大きかった」と述べました。茨城県議会議会選挙で民主党が選挙前の6議席にとどまったことについて、民主党の渡辺選挙対策委員長は、NHKの取材に対し「現有勢力の壁を乗り越えられず残念だ。1人区で勝てなかったなど、民主党の力不足だ。政治とカネの問題や、尖閣諸島沖の中国漁船による衝突事件への対応、さらに閣僚の発言などが影響したのではないか」と述べました。