会計士の被告 脱税額争う姿勢
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会計士の被告 脱税額争う姿勢

12月13日 13時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

人材派遣大手の旧グッドウィル・グループによる企業買収を巡る脱税事件で、19億円余りを脱税した罪に問われている公認会計士は、13日の初公判で、脱税については認めましたが、起訴された脱税額は多すぎるとして、金額について争う姿勢を示しました。

投資ファンド運営会社「コリンシアンパートナーズ」の元代表で、公認会計士の中澤秀夫被告(53)は、人材派遣大手の旧グッドウィル・グループによる企業買収を仲介して得た所得のうち、およそ64億円を隠し、19億円余りを脱税したとして法人税法違反などの罪に問われています。東京地方裁判所で開かれた初公判で、中澤被告は脱税したことは認めましたが、起訴された脱税額は多すぎるとして、金額について争う姿勢を示しました。検察は冒頭陳述で「被告の会社は人材派遣会社の株式を旧グッドウィル側に売却することで380億円以上の利益を得たため、多額の法人税がかかるのを免れようとした。逮捕されるのをおそれて不正に得たパスポートで韓国に渡り、5か月間にわたって逃亡した」などと指摘しました。