12日に投票が行われた茨城県議会議員選挙の石岡市にある選挙事務所に保冷車が突っ込み、支援者の男性がひかれて殺害された事件で、事件の前の日の11日、現場近くのスーパーの駐車場で、犯行に使われた保冷車に似た車が目撃されたいたことが分かり、警察で関連を調べています。
この事件は、12日に投票が行われた茨城県議会議員選挙の石岡市選挙区で当選した戸井田和之氏の選挙事務所に保冷車が突っ込んだものです。保冷車を止めようとした戸井田氏のおじで支援者の戸井田利雄さん(62)がひかれて殺害され、警察は殺人事件として捜査するとともに選挙妨害の疑いでも調べています。警察の調べによりますと、現場から100メートルほど離れたスーパーの駐車場で、犯行に使われた保冷車に似た車が、事件の前日の11日の朝から直前の12日午前10時ごろまで止まっているのを目撃されていたことが分かりました。警察では車の特徴が似ていることや現場に近いことなどから関連を捜査しています。一方、事件当時、保冷車は、選挙事務所がある敷地にバックで入ってきて、突然、スピードを上げて、一度、事務所のフェンスや壁に突っ込んだあと前進し、再びバックして事務所を壊したあと逃走したということです。警察は県議会議員選挙を巡ってトラブルがなかったかどうかについても調べています。