2010年12月07日07時10分 / 提供:非モテタイムズ
コミュニケーションツールとしては、すっかりtwitterにお株を奪われた感のあるmixiですが、会員数は2000万人を突破しており、国内最大級のSNSであることには変わりありません。
しかし、招待制や年齢制限など、従来のメリットと見なされていた部分が続々廃止、変更され、代わりにユーザーのニーズを大きく外れる機能が付加されるなど、徐々に「迷走」と見られるような動きが増えつつあります。
その中でも最近、ユーザーを震撼させたのが「メールアドレスから友人を探す機能」と「アクティビティ機能」です。
■「メールアドレスから友人を探す機能」の問題点
こちらについては、元々mixiに実装されていたものでしたが、相手がIDを持っているか否かが分かるだけで、特定は出来ませんでした。しかし、仕様変更で、メアドを入力することで直接相手のマイページにアクセスすることが可能になってしまいました。(※現在機能停止)
mixiは現在、携帯のメアド登録が必須です。「足跡を消す」機能と組み合わせれば、携帯メアドを知っている人間のmixiをこっそり覗き見る事が可能――どれだけ危険か、mixiに参加していない人でもお分かり頂けるのではないでしょうか。
■「アクティビティ機能」の問題点
アクティビティ機能は、
「〇〇さんとマイミクになりました」
「××のコミュニティに入りました」
という情報がマイミクに通知される機能です。こちらについては「見ない」設定は出来ても、「通知しない」という選択は出来ず、ユーザーからの凄まじい反発を受けました。(※現在機能停止)
被った被害をあげるトピックを見てみると、
・身体的コンプレックス(ワキガ、貧乳など)
・メンタル系
・特殊性癖系
のコミュ二ティに入ったことが一斉通知され、恥ずかしい思いをしたという声が多いです。
「アクティビティ機能反対」のコミュ二ティは、皮肉にもアクティビティ機能自身によって広まり、最大規模のところでは開設2日でメンバー9万8000人を突破しました。
■mixiのプライバシー設定をもう一度見直そう
両機能とも現在、機能が停止されていますが、運営側はあくまで「見直し」としているため、いつか再開するのではと懸念の声も上がっています。
自衛策としては、プライバシー設定のこまめな見直しをおすすめします。mixiは様々な情報がデフォルトで「公開」に設定されています。最近twitterばかりでmixiにアクセスしてないという方も、思わぬところで情報が筒抜けになっていないか、今一度確かめてみてください。
(荒井)
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(関連リンク)
・Togetter – 「ストーカー支援SNSに成り果てたmixi」(http://togetter.com/li/74952)
・コミュニティ参加で友人に通知 mixi新機能、ユーザーから猛反発 – ITmedia News(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/02/news086.html)
・「mixi会員数2000万人は通過点」笠原社長が描く未来像 -INTERNET Watch(http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/20100414_361155.html)
荒井彩(あらい・さやか)
東京近郊在住のフリーライター。喫茶店めぐりと特撮鑑賞が趣味。
・ブログ「あるみかん」http://arumikan111.blog109.fc2.com/
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