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　「欽ちゃん監督勇退チャリティードリームマッチ、茨城ＧＧ１５ー１２サムライ」（１２日、平塚）

　萩本欽一監督（６９）率いる「茨城ゴールデンゴールズ（ＧＧ）」と大リーグ・レッドソックスの松坂大輔投手（３０）率いる「サムライ」の「欽ちゃん監督勇退チャリティードリームマッチ」が１２日、神奈川・平塚球場で行われ、茨城ＧＧが１５‐１２で勝利し、勇退に花を添えた。

　有終の美を飾った欽ちゃんに“仰天オファー”が舞い込んだ。松坂が「来年はこちらのユニホームで試合に出てもらおうかな」とお願いすると「それならすぐ着て出ていくゼ。ＧＧやっつけようゼ。あいつらマイク（パフォーマンス）に弱いから」と乗り気。来年以降はテレビ活動に重点を置くため監督を退くが、野球を愛する気持ちは変わらない。

　最後までファンを楽しませた。マイクパフォーマンスで絶えず観客を沸かせ、九回、代打で出場すると“欽ちゃん走り”で内野安打とし、大声援を浴びた。試合後には両チームのナインから胴上げされ「すごく幸せな気分。ありがたいフィナーレでした」と涙ぐんだ。あこがれの大女優・吉永小百合からは、ねぎらいの手紙が届いた。

　後任監督はチームのアイドル片岡安祐美が務める。欽ちゃんは現場を離れることになるが「ファンの“帰って来いよ”の声に、ついウンと言ってしまった。またどこかできっと着るぞ、というのが、あるね」と将来の監督復帰に意欲を見せた。