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ヲロチ(下)をアウトキャストで下したタダスケ=大阪ミナミムーブオンアリーナ
ヲロチ(下)をアウトキャストで下したタダスケ=大阪ミナミムーブオンアリーナ
「大阪」(12日・大阪ミナミムーブオンアリーナ)
大阪最強決定トーナメント「天王山」1回戦4試合が行われ、メーンでは対立するLOVのタダスケとJOKERのヲロチが激突。かつてのタッグパートナーを下したタダスケは自身の“サプライズV”を宣言した。タダスケのほか、ザ・ボディガー、タイガースマスク、原田大輔が2回戦に進出した。
当初はセミの予定だったが、観客からの反響の大きさからメーンに変更されたという“いわくつき”のカードは、期待にたがわぬ好試合となった。激しい打撃と技の切り返しの応酬の中、タダスケは自らの技・アウトキャストをコピーされる屈辱も味わったが、残り時間10分から猛反撃。ラリアット3連発から強烈なナックルをブチ込み、最後は“本家”アウトキャストで勝負を決めた。3カ月前にLOVを裏切り、JOKER入りしたヲロチはインディージュニアの王座に就くなど大躍進、現在も大阪タッグの王者だ。わずかの間で差をつけられたかつての相棒を、負けられない大一番で凌駕(りょうが)してみせた。
「ヲロチ、ありがとう」。セコンドに助けられながら退場していくヲロチに、タダスケは意外な言葉を口にした。これまでの経緯など関係ない。ただ一人のレスラーとしての、純粋な思いからのものだった。しかし充実感に浸ってはいられない。すぐに邪悪な表情に戻り「今年、サプライズが起きる…優勝するのは、このタダスケだ!」と絶叫。煮え湯を飲まされ続けた2010年を、下克上のVで締めくくってやる。
(2010年12月12日)