2010年に最も売れた本と、最もブレークしたアイドルが最強タッグを組む。
「もしドラ」(原作・岩崎夏海氏)は、弱小野球部の女子マネジャーが、マネジメントの父と称される経営学者、ピーター・ドラッカーの書籍「マネジメント」を参考に甲子園出場を目指す青春物語。09年12月に発売され、累計発行部数181万部を突破した人気作で、映画化の権利をめぐっては30社以上の争奪戦が繰り広げられた。
この注目作の主人公・川島みなみを務めるのが前田。原作のモデルとなったのは同じAKB48の峯岸みなみ(18)だったが、日本テレビ系ドラマ「Q10」などで女優としても活躍し、認知度、経験値が高いことから前田が抜てきされた。
「マネジャーをやってみたいと思っていたので、うれしかった」と喜ぶ前田は「役を通して周りの方たちをサポートする側にもなれるように頑張ります」と気合十分。妹分である峯岸は、後輩役で出演する。
同作の総合プロデューサーを務めるのが、AKB48など様々な大ヒット作を生み出してきた作詞家、秋元康氏(54)だ。岩崎氏が16年間、秋元氏のもとで放送作家やアシスタントとして働いていたこともあり、邦画ナンバーワンを目指すために白羽の矢が立った。
岩崎氏の「知的で思いこみが激しく、頑固」である性格を知っていた秋元氏は「製作側から依頼されたときは『無理です』と断った」という。それでも、「見ただけで“勝ち”と思った」というタイトルや、ビジネス書に青春野球小説を織り交ぜた原作のおもしろさに惹かれ、引き受けることに。作品には企画や宣伝などに携わっていく。 原作同様、映画もサラリーマン世代をはじめ、ストーリーや表紙のイラストに惹かれて手に取るティーン世代まで幅広い層に支持されることが大ヒットの条件と考えている秋元氏は「原作の世界観を壊さないように作りたい」とヤル気満々。前田については「繊細で透明感があり、主人公にピッタリ。歌って踊るAKBの前田ではなく、(女優として)この作品に入っていける」と太鼓判を押している。
★共演に瀬戸康史ら
共演はほかに瀬戸康史(22)、池松壮亮(20)、川口春奈(15)、大泉洋(37)ら。また、「もしドラ」は今月22日発売号から雑誌「スーパージャンプ」(集英社)で漫画化、来年3月からNHK総合でテレビアニメ化が決定している。