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2010年12月2日(木) | 106人立候補へ 県議選3日告示
| 自民、民主の攻防焦点
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任期満了に伴う県議選(定数65)が3日告示される。36選挙区の立候補予定者は106人。政権交代後初めての都道府県議選で、地方での勢力伸長を目指し過去最多の候補を擁立した民主党と、県議会「一強」体制を堅持して政権奪還へ攻勢に出たい自民党との攻防が最大の焦点。8選挙区は無投票の公算が大きく、9日間の選挙戦に突入するのは28選挙区となる見通しだ。各党は来春の統一地方選や次期衆院選の行方を占う前哨戦と位置付け全力で臨んでいる。12日に投票、即日開票される。
立候補者数は前回2006年の99人を上回り、02年と同数になる見通し。内訳は▽現職51人(前回比7人減)▽元職2人(1人増)▽新人53人(13人増)で、平成最多の議員13人が退任する世代交代を受け、新人の挑戦が目立つ。
党派別の公認候補者は▽自民36人▽民主23人▽公明4人▽共産5人▽みんなの党3人▽無所属35人(うち3人は議会会派・自民県政クラブ)。改選後の会派入りを前提に自民は無所属8人、民主は同1人を推薦している。
民主は20選挙区で計24人(現職5、新人19)を公認・推薦し、うち日立、水戸、土浦、筑西の4選挙区で候補者2人を擁立した。国政レベルから吹き降ろす逆風が強まる中、11人中6人が当選した前回から議席をいくつ伸ばせるかが焦点。
自民は引退議員の後継を推薦としたため、公認は前回49人から大幅減。公認・推薦計44人(現職35、元職1、新人8)が全員当選しても現有45議席に一つ足りず、選挙後に無所属当選者の会派入りもにらんで現有議席の確保を目指す。
民主、自民の一騎打ちは4選挙区、競合は14選挙区に上る。
県議選初参戦のみんなの党が議席を獲得できるかも注目。守谷市区に自民からくら替えした現職1人、取手、牛久の2選挙区に新人2人を擁立した。
前回20年ぶりに4議席を確保し代表質問権を得た公明党は、前回と同じ日立、水戸、土浦、つくばの4選挙区に擁立した現新4人の全員当選が至上命題。
共産党は水戸、つくばの2選挙区の現有2議席を死守し、取手、筑西の2選挙区で議席獲得を目指す。
今県議選は「平成の大合併」に伴い改正された36の新区割りで実施。無投票が見込まれるのは、結城、下妻、高萩、鹿嶋、潮来、かすみがうら、鉾田、猿島郡の8選挙区で、前回の10選挙区を下回りそう。結城市区は24年ぶり、高萩市区は16年ぶり。
選挙戦突入が濃厚な28選挙区のうち18区は定数1オーバーの少数激戦。前回まで10回連続で無投票の常陸太田市区は区割り変更で旧久慈郡区が加わり、自民現職2人と民主新人が2議席を争う。
一方、定数3人オーバーは水戸、行方、小美玉の3選挙区。
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