政治

田中和明氏

　２度の不信任決議による市長失職に伴う埼玉県草加市の出直し市長選が１２日、投開票され、前市議会事務局長の田中和明氏（６１）＝民主・自民・公明・国民新推薦、共産・社民支持＝が、前市長の木下博信氏（４６）を破り初当選した。投票率は３３．１７％だった。

　木下氏は７月の会見で、収賄罪で有罪が確定した元助役を擁護する発言をし、反発した議会が不信任決議案を可決した。木下氏は議会を解散したが、出直し選挙を経た議会が再び不信任を決議したため市長が自動失職。議会の４党５会派が田中氏を擁立した。