NHK群馬県のニュース　前橋放送局

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伊勢崎の春菊から基準超農薬

伊勢崎市の農家が出荷した春菊から基準を上回る量の殺虫剤の成分が検出され、群馬県は回収するよう命じました。
回収が命じられたのは、伊勢崎市の「ＪＡ佐波伊勢崎あかぼり営農センター」管内の農家が１２月６日に出荷した春菊６７箱、およそ２０１キロです。
県によりますと春菊は、１２月６日に関東甲信越のあわせて１１か所の市場に出荷され、一部を検査した結果、基準をおよそ３倍上回る量の有機リン系の「ホスチアゼート」という殺虫剤の成分が検出されたということです。
春菊を食べても通常の食生活の量であれば健康に影響を及ぼすおそれはなく、これまでに健康被害の情報は入っていないということです。
群馬県は、１２日、食品衛生法に基づいてＪＡ佐波伊勢崎に回収を命じるとともに、ＪＡや生産農家への立ち入り調査などを行って原因を調べています。
一方、ＪＡ佐波伊勢崎では、あかぼり営農センター管内の農家が生産した、回収命令の対象にならない春菊も自主回収して、出荷を見合わせているということです。

12月12日　18時03分

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