南伊豆東海バス(下田市)の男性運転手(52)が酒気帯びで乗務した問題で、国土交通省中部運輸局静岡運輸支局は16日、同社を立ち入り監査した。同支局の職員が、同社の始業点呼や運転手に対するアルコールの検知方法などを点検した。
同社によると、男性運転手は9日朝、始業点呼のアルコール検知で呼気1リットル中0・15ミリグラムの反応が出た。しかし乗務時間が迫り、代わりの運転手もいなかったため、同社の運行管理補助者は運転手にそのまま路線バスを運転させた。【中村隆】
毎日新聞 2010年11月17日 地方版