「岡田氏は幹事長失格」三井国交副大臣が批判

　民主党の三井弁雄国土交通副大臣は１１日、小沢一郎元代表の衆院政治倫理審査会への招致議決を目指す岡田克也幹事長について「幹事長失格だ。今は党内融和が大事。近親憎悪みたいなことをやっていては国民が不幸だ」と批判した。

　原口一博前総務相も都内で講演し、党執行部の対応について「いまは予算と税制（の議論）をやっている。この時期に何をすべきか、政策と行動の優先順位が問われている」と疑問を呈した。

　三井、原口両氏とも小沢氏に近い。三井氏は札幌市で記者団に「菅政権の失言などが内閣支持率を下げている。野党は小沢氏招致を問題にしていない」と反発。「党運営など政権の失態はたくさんある。地方選でも岡田氏の優柔不断さが出ている。それが党内に不協和音を呼んでいる」と指摘した。

　原口氏も「部分的に正しくても全体的に大きく間違っている判断を執行部がしているから、いまの支持率になっているのではないか」と述べた。

[ 2010年12月11日 16:35 ]