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コクヨのカタログから“バツ”マークが消える 全商品が「エコ」に

コクヨのカタログから“バツ”マークが消える 全商品が「エコ」に
「エコバツマーク」がゼロになったコクヨの平成23年版カタログ

 文具、オフィス家具最大手のコクヨの製品カタログから“バツマーク”が消える。平成20年度のカタログから「環境への配慮に欠けた商品」につけていたが、平成23年版のカタログでバツマーク付きの製品がついにゼロになる。異例の取り組みには、社内でも疑問の声が多かったが、約3年をかけて“撲滅”。同社広報担当者は「エコバツマークが復活するような恥ずかしいことはしたくない。一層の推進に取り組む」と意気込んでいる。

 エコバツマーク運動は企業の社会的な責任(CSR)の一環として、グループ会社で文具メーカーのコクヨS&Tと、オフィス家具を扱うコクヨファニチャーの商品が掲載される20年版カタログから開始された。

 製造→輸送→使用→リサイクルの4部門でそれぞれにチェック項目を設け、各部門で最低1つの項目をクリアできれば、エコバツマークがつかない。

 「カタログにバツマークをつけるなんて」。社内からは売り上げやブランドイメージへの悪影響を不安視する声が上がったが、黒田章裕社長が「こらえてやろう」と音頭を取って始まった。

 この異例の取り組みに対して、消費者からは「大変ですね」「いい取り組みです」などと評価する声が相次いだ。「社会的にも注目され、予想以上の反響でした。バツマークがついた商品が売り上げを落としたなどの話は出なかった」(広報担当者)と振り返る。

 コクヨによると、20年度のエコバツマーク商品は計約1万1400点。このため、再生樹脂や間伐材の利用、梱包(こんぽう)縮小や部品交換性の向上などで商品生産や輸送の環境負荷を軽減。なかには「ロングライフ」(長期利用)の項目を満たすために商品の内容量を増やすなど、製造コストが増加した商品もあった。しかし、「価格に転嫁しては本末転倒。市場に受け入れてもらえない」と価格は据え置いた。

 基準の厳格化で、21年版では約1万4千点に増えたものの、22年版では7300点にまで減少。そして23年版ではついになくなる。現在では開発の際にも環境配慮の重要性が増し、基準を満たさない商品は市場投入が遅れる可能性もあるという。

 「やっとここまできました。今後もサプライチェーンやお客さまに対しても環境配慮推進を呼びかけていきたい」。広報担当者はこう力を込めた。

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