タイタニック号の残がい、「鉄食い」バクテリアで崩壊の危機
CNN.co.jp 12月12日(日)12時51分配信
(CNN) 1912年に北大西洋で沈没し海底に眠るタイタニック号の船体が、新種のバクテリアによる崩壊の危機に直面していることが、カナダの微生物学者らの研究で確認された。このまま放置すれば、残がいは近い将来、食い尽くされてしまうという。
微生物学専門誌の12月号に発表された論文によると、バクテリアは約20年前、海底の残がいから垂れ下がるつらら状のさび部分から採取された。当初は発見したカナダ・ダルハウジー大学の研究者らのイニシャルから「BH1T」と呼ばれたが、その後「ハロモナス・タイタニカ」と名付けられた。
研究者らによると、このバクテリアは金属を食べて破壊する性質がある。1995年当時、タイタニックの余命は30年前後と予想されたが、実際にはこれをはるかにしのぐペースで破壊が進んでいるという。
ただ、この過程を観察することにより、バクテリアの研究が進むという側面もある。研究者らは、タイタニックの保存を重視するか、科学を優先させるかの決断を迫られている。
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最終更新:12月12日(日)15時21分
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