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【コラム 撃戦記】

安全重視なら階級は体重差が少ない方がいい

2010年12月9日

 小が大を倒すのが魅力の格闘技がある一方、最近は体重差をうたう試合が注目されている。このところのボクシングは複数階級制覇が話題だ。ミニマム級(47・6キロ)からヘビー級(90・73キロ以上無制限)の17階級で、デラホーヤ(米国)とパッキャオ(フィリピン)の6階級が最高。日本は過去2階級制覇までで、先日、長谷川穂積(真正)と粟生隆寛(帝拳)が成功、達成者は8人となり、初の3階級制覇も時間の問題となってきた。

 安全を重視すれば、階級は体重差が少ない方がいい。私が評価したいのは、一芸を極めた者の万芸。K−1で魔裟斗と競ったムエタイのプアカーオ・ポー・プラムック(タイ)が先日、投げもあるシュートボクシングの「世界最強決定トーナメント」で堂々の初優勝。彼は投げくらいでは動じなかった。

 ムエタイの最大の特徴は首相撲で、プアカーオはこの首相撲が得意。175センチの身長から首を固めての投げは強烈。苦戦するとしたら総合ルールでのグラウンドだろうが、首を固めた強烈なひざげりは総合でも脅威だ。彼は今月30日の戦極に出場するが、ルールはキックボクシング。総合の試合もぜひ見てみたい。 

  (格闘技評論家)

 

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