谷氏、民主党分裂「ない」　でも…離党に含み

北茨城市内の２か所で、約８００人に民主党支持を訴えた谷亮子参院議員

　民主党の谷亮子参院議員（３５）が１１日、北茨城市内で、茨城県議選（１２日投開票）の応援演説を行った。

　政治資金問題をめぐる小沢一郎元代表（６８）の国会招致問題、仙谷由人官房長官（６４）らの問責可決などによる支持率低下で劣勢の同党。９日には岡田克也幹事長（５７）も同所に入り、各地で閣僚がテコ入れを図るも敗戦ムードが漂うなか、谷氏は「来年の統一地方選への前哨戦として大切な選挙だ」と力を込めた。

　執行部は１３日の党役員会で、小沢氏招致の議決方針を決める意向。議決断念を岡田氏に求める８日の抗議活動に参加した谷氏は、議決された場合の党内分裂について「それはない」と否定したが「挙党一致で頑張るところまで頑張る」と、小沢氏離党の可能性もある今後へ含みをもたせた。

　最終日の地元選挙区入りを望んでいた大畠章宏経産相（６３）が外遊中で、谷氏が“代打”。新人候補の今井路江氏（４４）の夫が、巨人・原辰徳監督の東海大野球部時代の先輩との縁もあり「私も主人が巨人におりまして」と親近感を感じていた。

（2010年12月12日06時04分  スポーツ報知）

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