鹿児島

文字サイズ変更

鹿児島・夫婦強殺:「谷山神社一緒に行った」 被告のいとこ証言 /鹿児島

 ◇被害者宅近く

 鹿児島市で09年、高齢夫婦を殺害したとして強盗殺人罪などに問われた無職、白浜政広被告(71)の裁判員裁判の第8回公判が15日、鹿児島地裁(平島正道裁判長)であった。白浜被告のいとこの女性ら4人の証人尋問があり、女性は被害者方を見下ろせる高台の神社に「白浜被告と一緒に行った」と述べ、検察側の「お年寄り夫婦の2人暮らしだと知り得る事情があった」との主張に合う証言をした。

 16日にも証人尋問が1人予定されていたが、請求していた弁護側が「必要性がなくなった」として撤回。証人尋問はこの日で終了した。

 女性は別室からモニター越しに尋問に答え、声のみが法廷に流れた。女性は当時、死亡した蔵ノ下忠さん(当時91歳)方の近くに住んでいて、白浜被告も数回訪れたことがあるという。09年1月には2人で、蔵ノ下さん方を見下ろせる谷山神社に初詣でに行ったことを、当時の手帳を見ながら振り返った。

 一方弁護側は、現場付近の道が複雑なことを指摘。女性は「案内なしではわかりにくいと思う」と述べた。

 16日は被告人質問がある。これまで証人尋問を聞いてきた裁判員らが、白浜被告に何を問うか注目される。【黒澤敬太郎、川島紘一】

毎日新聞 2010年11月16日 地方版

PR情報

鹿児島 アーカイブ一覧

 
共同購入型クーポンサイト「毎ポン」
地域体験イベント検索

おすすめ情報

注目ブランド