エレクトロニクス
三菱電、鋼を超硬合金並みの硬さにしプレス金型に使える技術開発
三菱電機は鋼を放電加工で表面処理して超硬合金並みの硬さにし、プレス金型に使える技術を世界で初めて開発した。材料の硬さを表すビッカース硬さ(HV)が800の鋼「SKD11」に独自の表面処理技術「MSコーティング」で処理してから研削する。超硬合金並みの硬さのHV1400で面粗さ0・1マイクロメートルを達成した。材料費の高い超硬合金製に比べ低コスト化が見込める。現在実証実験中で、2011年4月をめどに実用化する。
MSコーティングは粉末材料を固めた電極が微少なパルス放電を繰り返し、被処理材の表面に金属やセラミックスの被膜を形成する。被処理材を溶融するため、表面から数十マイクロメートルの厚さまで硬化層ができ、研削しても剥離しない。HV800、表面粗さ0・5マイクロメートルのSKD11を金型として加工した後に、炭化チタンの被膜を形成してHV1800にまで硬度を上げる。
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