太平洋クロマグロで新規制 未成魚漁獲、日本3割減に水産庁に11日入った連絡によると、米ハワイ州ホノルルで開かれていた中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)の年次会合は、クロマグロの資源管理を強化する新たな規制を決定、閉幕した。 2011年と12年について、日本近海を含む西太平洋でのクロマグロの0~3歳の未成魚の漁獲量を、02~04年水準より減らすことが柱。日本は、現状約6千トン程度の漁獲量を3割削減することになるが、水産庁は「日本の消費に大きな影響を与えるものではない」としている。 漁獲船数などで決まるクロマグロ全体の「漁獲努力量」も02~04年水準より低く保つとしている。 また、日本近海で減少傾向にあるカツオについて、日本が大型巻き網船の隻数制限を提案したが、継続して議論することになった。 【共同通信】
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