“新卒雇用対策の広報強化を”

12月11日 18時25分

菅総理大臣は、若者を取り巻く雇用情勢が厳しさを増していることを受けて、東京都内のハローワークで、新卒者を対象に行われている就職相談の様子を視察したうえで、雇用対策に関する広報活動に力を入れるよう指示しました。

菅総理大臣は、１１日午前、東京・新宿区のハローワークを訪ね、新卒者を対象にした就職相談の様子を視察したほか、利用者や相談員と意見を交わしました。この中で、来年の春卒業予定の大学生から「ハローワークは、失業者が利用するところだと思っていたが、実際に利用してみてイメージが変わった」といった声が出されたの対し、菅総理大臣は「ハローワークの取り組みが、十分知られていないことを改善するため、より積極的に広報すべきだ」と述べました。視察後、菅総理大臣は記者団に対し「ハローワークで、新卒者に対して相談員がしっかり相談に乗ることが知られてきており、効果が上がってきている。ただ、なかなか知られておらず、もっと宣伝を検討するように指示した」と述べました。また菅総理大臣はコンビニエンスストアとインターネットカフェも訪れ、仕事や住まいを失った人たちを支援する相談窓口の案内チラシが配布されている様子なども視察しました。