宗祖日蓮大聖人『持妙法華問答抄』に云く
「須(すべから)く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ、他をも勧めんのみこそ今生人界の思出なるべき」(御書三〇〇頁)
大変有名な御金言ですね。
「折伏をしましょう」と言われて、「これは大変な事になった」「勇気が出ない」「色眼鏡で見られるのではないか」と考え込んでしまう人は必ずいると思います。
しかし、よく考えて戴きたいのです。
この素晴らしい信仰をしている悦び、感激を素直にそのまま人に伝えることができれば、それで折伏になるのです。
たとえば世間謗法の人ですら「京都に行ってきたのよ」なんて、堂々とお土産を持って自慢話をするものです。それなら単純なことで、大石寺の写真集を持って、「ここが私のお寺なのよ」って、見せることから始めて、「ほら、賽銭箱が無いでしょう」とか、「お水がおいしいの」でも、「空気がとてもおいしいの」でも、なんでも良いと思うんです。
そのなかで、「ここにはなんか珍しい仏様があるの?」なんて聞いてきたらしめたものです(笑)。
ちゃ〜んと教えてあげましょうね、自然体で臨みましょう。
いまでこそ「どうやって折伏しようか」なんて思っているようですけど、この素晴らしい信仰ができることを人に伝えられることほど楽しいことは無いはずです。
唱題をきちんとして、しっかりと折伏に励みましょうね。
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