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太陽熱発電 共同建設で合意

12月11日 23時48分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

日本とアラブ諸国の経済関係を強化しようというフォーラムが、前原外務大臣、大畠経済産業大臣が出席して、北アフリカのチュニジアで開かれ、巨大な鏡を使って直射日光を集め発電に使う「太陽熱発電」のプラントを、日本とチュニジアで共同建設することが合意されました。

この「日・アラブ経済フォーラム」は、経済成長が続くアラブ諸国と日本との経済関係を強化しようと去年から始まったもので、ことしが2回目です。日本時間の11日夕方、チュニジアで始まった会合には、前原外務大臣と大畠経済産業大臣、それに中東や北アフリカのアラブ諸国およそ10か国の閣僚らが出席しました。この中で、前原外務大臣は「アラブ諸国は着実に経済成長を遂げており、魅力的な市場、投資先として大きく変貌している。石油・天然ガスの安定した貿易関係に加え、日本の先進的な技術を活用したインフラ輸出なども促進したい」と述べました。そして会合では、日本とアラブ諸国との間でおよそ40の合意が交わされ、このうちチュニジアとは、巨大な鏡を使って直射日光を集め、発電に使う「太陽熱発電」のプラントを共同建設することが合意されました。このプラントでは5メガワット規模が予定されており、大規模な太陽熱発電のプラントの海外での建設は日本として初めてとなります。