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女性医師が長く働けるように-環境整備考える講習会 | ||
女性医師が出産を機に離職せずにすむ環境づくりや、離職者の復帰支援をテーマにした講習会(県医師会主催)が10日夜、佐賀市の佐賀大学医学部付属病院卒後臨床研修センターで開かれた。約30人の医師、医学生らが参加、支援事業の紹介や、先輩医師の話に耳を傾けた。
女性医師の割合は年々増加しているが、結婚や出産後に仕事を続ける支援体制は十分ではない。医師不足や偏在化の原因の一つともいわれ、環境整備が求められている。
同病院の吉田和代准教授(キャリア支援室)が「専門科の変更や手技の復習など希望に合わせ、再教育に取り組んでいる」などと紹介。夫の転勤で他県から来たなど、把握できない人も多いため「復帰を考えている知り合いの医師を紹介してほしい」と話した。
医師同士の結婚も多く、「医師夫婦のライフワークバランス」をテーマにした講演もあり、米国での勤務経験がある男性医師は「日本では時間外に設定した会議や行事が多すぎる。時間内に仕事をきっちり終え、勤務時間が終わったら、次の人に渡せるシステムを男性こそが作らないと問題解決は難しいのでは」と投げかけた。 |
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2010年12月11日更新 |