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18歳まで医療費無料 宮城・大衡村が助成制度を拡充
宮城県大衡村は、来年4月1日から18歳以下の住民の医療費を無料にする。現在実施している医療費助成制度を拡充し、子育て支援を強化する。村内に進出する自動車関連企業の社員の定住を促進するのが狙い。村議会12月定例会は10日、関係条例の改正案を可決した。村によると、18歳まで医療費を無料にする県内の自治体は大衡村が初めて。 現在の医療費助成制度「万葉すくすく子育てサポート事業」では、3歳以下が通院する場合の医療費は、村が全額負担。4〜18歳は毎月の負担額の上限を1000円とし、残りを村が助成した。入院費は、6歳以下が無料、7〜18歳は月負担5000円となっている。 新たな制度は、18歳以下の住民が通院、入院する場合の自己負担を無料とし、村が全額助成する。村の負担総額は年800万円から1200万円程度に膨らむ見通し。 村は現行制度を2002年にスタート。県内で突出した子育て支援策だった。村は「他の市町村でも同様の制度ができたので、見劣りしないように見直した」としている。 村議会12月定例会はこのほか、5223万円の一般会計補正予算案など10議案と、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する意見書を可決、閉会した。
2010年12月11日土曜日
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