(cache) 日本の自存自衛を取り戻す会徳島に対する不買運動、是か非か？

徳島に対する不買運動、是か非か？

　瀬戸さんのﾌﾞﾛｸﾞの12月９日のｴﾝﾄﾘｰに「皆さんにも考えて欲しい不買運動」と題して、面白い問題提起があったので(ﾘﾝｸはこちら)、当方の意見も一言述べたいと思います。
　まず、引用された新聞記事は次のとおりです。

”２ちゃんねるに「仙谷官房長官の地元・徳島県産品の不買運動を広げよう」書き込み、地元困惑…現在は沈静化
　ﾈｯﾄ掲示板に11月、「仙谷由人官房長官の地元・徳島県産品の不買運動を広げよう」といった書き込みが集中的に行われていたことが分かった。
　書き込みは11月11日ごろから数日間に集中し、「２ちゃんねる」内にほぼ同じ内容が数多く投稿された。仙谷氏を批判する内容とともに「徳島産は不買すると表明しよう」「徳島県民に考えさせよう」といった文章が並ぶ。「国民の意志を知らせよう」の一文に続き、JA徳島中央会や徳島商工会議所など４団体の電話やFAX番号、ﾒｰﾙｱﾄﾞﾚｽなどが書かれていた。現在は沈静化している。”(http://www.topics.or.jp/localNews/news/2010/12/2010_129178712886.html)

　瀬戸さんは具体的に記述していませんが、上記は地元の徳島新聞の記事です。これに対する瀬戸さんの意見は次のとおりです。

”難しい問題です。個人的には地元紙で大きく報道された訳ですから、この仙谷官房長官に対する一つの抗議行動としては目的を達したと思いますので、これ以上ｴｽｶﾚｰﾄさせる必要はないと思います。
　しかし、そんなことを書くと批判されそうですが、ここは是非ともそのような対応を個人的にはお願いしたいと思います。確かに仙谷のような人物を当選させた地元の責任は皆無ではありません。しかし、仙谷に投票しなかった人もいるでしょう。
　それに地元の農民が丹精を込めて栽培したかんきつ類などは、お正月を前にして売れ行きが気になるところでしょう。その販売などにも重大な影響を与えてしまいます。
　ただ、地元のJAなども仙谷に対して、迷惑を被ったことを強く抗議すべきでしょう。そうでなければﾈｯﾄで不買を呼びかけてきた人達に対して、理解を得られることはないと思います。
　仙谷みたいな売国奴を当選させたその選挙区の有権者に、ﾏｼﾞで国民が怒っているわけですから、余りこれを軽く考えないほうが良いと思います。
　誰が何を買おうが買うまいと個人の自由であり、それを呼びかける言論の自由もあるはずです。しかし、ここまで騒ぎが大きくなるとは驚きでした。
　仙谷を今度は絶対に落選させて頂きたいと願わずにはいられません。”

　当方も瀬戸さんの結論に賛成です。瀬戸さんの論旨は原則と具体的妥当性が逆になっていて分かりにくいのですが、要するに、「仙谷みたいな売国奴を当選させたその選挙区の有権者に、ﾏｼﾞで国民が怒っているわけですから、余りこれを軽く考えないほうが良い」が、「この仙谷官房長官に対する一つの抗議行動としては目的を達したと思いますので、これ以上ｴｽｶﾚｰﾄさせる必要はない」ということではないかと思います。
　ただし、瀬戸さんと当方の意見で異なるのは、結論に至る理由です。瀬戸さんは。「地元紙で大きく報道された」ことを挙げていますが、当方はこれは全く理由にならないと思います。当方が挙げる理由は、徳島でもようやく仙谷に対する抗議活動が始まったことです。
　ﾈｯﾄで検索できる限りでは、菅政権成立以降、徳島における仙谷や菅政権に対する抗議活動は、
「【10月２日（土）】徳島県徳島市　「徳島」駅前　14時30分　ﾁﾗｼ配布」(ﾘﾝｸはこちら)
「【徳島県徳島市】　12/12（日）　中国の尖閣諸島侵略糾弾！国民行動」(ﾘﾝｸはこちら)
の２件だけです。しかも10月２日のﾁﾗｼ配布は、大した活動ではありませんから、実質、明日のﾃﾞﾓが始めての抗議活動と呼べるものです(幸福実現党によるものは、政党であるため対象外としました)。
　残念ながら、関西の行動する保守(社会運動)は、８月10日のﾁｰﾑ関西の逮捕の少し前から活動停止状態なのですが、それ以外の保守勢力は一体、何をやっていたのかと言わざるを得ません。
　仙谷が暴走を始めたのは、９月24日の尖閣犯人釈放問題からではなく、７月７日の日韓基本条約否定発言(ﾘﾝｸはこちら)からなのですから、もう少しこのような活動を早く始めていれば、２ちゃんねるのような運動は発生しなかったのではないかと思われます。