外務省の斎木アジア大洋州局長は、11日、中国で、朝鮮半島問題を担当する武大偉特別代表と会談し、北朝鮮による砲撃を受けて、日本、アメリカ、韓国3か国の外相が協議した内容を説明するとともに、今後の対応を巡って意見を交わすことにしています。
政府は、北朝鮮による砲撃を受けてワシントンで行った日本、アメリカ、韓国3か国の外相会談で協議した内容や日本の立場を説明するため、外務省の斎木アジア大洋州局長を、先のロシアに続いて、11日、中国に派遣します。斎木局長は、11日午後、北京で、中国政府で朝鮮半島問題を担当する武大偉特別代表と会談し、中国が提案している6か国協議の首席代表による緊急会合に関連して、日米韓3か国が、北朝鮮が非核化などに向けて具体的な行動を取ることが対話の再開につながるという認識で一致したことなどを説明したうえで、今後の対応を巡って意見を交わすことにしています。また、政府は、北朝鮮でウランの濃縮を行っている施設の存在が確認されたことを受けて、国際社会が一致して厳しい対応を示す必要があるとしており、会談では、国連の安全保障理事会での対応などを巡っても意見が交わされる見通しです。