調査捕鯨前に豪・米などが声明
K10057887211_1012111511_1012111512
NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

調査捕鯨前に豪・米などが声明

12月11日 15時8分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

南極海での日本の調査捕鯨がまもなく始まるのを前に、オーストラリアやアメリカなど4か国の政府は声明を発表し、反捕鯨団体と日本の捕鯨船団との衝突が起きれば死傷者が出るおそれもあるとして、双方に対し、責任ある行動をとるよう求めました。

日本の調査捕鯨が南極海でまもなく始まるのを前に、反捕鯨団体「シー・シェパード」は、新たに投入した船を含む3隻で激しい妨害行為を行う構えで、このうち2隻はすでに南極海に向けてオーストラリアの港を出航しています。こうしたなか、オーストラリアやアメリカなど4か国の政府は、11日、共同声明を発表し、反捕鯨団体と日本の捕鯨船団が南極海で衝突することになれば死傷者が出るおそれもあると懸念を示しました。そして「人命を危険にさらす、いかなる行為も非難する」としたうえで、双方に対し、安全を確保するため責任ある行動を取るよう求めました。南極海での調査捕鯨を巡っては、ことし1月、捕鯨活動を妨害していたシー・シェパードの船が日本の捕鯨船団の船と衝突して大破しています。一方、4か国は声明で、改めて調査捕鯨には反対するとの立場を示しており、日本の捕鯨船団が南極海に向けて出航したことについて失望を表明しました。