2010-09-05 00:54:05

真夜中の詩

テーマ:ブログ

あたらしい歌を歌おう


昨日の最後と


明日の最初の


真中で


月は奇麗かい


気持はヒートアップ


おまけに


ナーヴァス


思い浮かべてるだろうな


あの子の事を


筆を取るのかい


きれいに書きな


想いを全部言っちまえよ


明日を目指せばいい


でもな


明日ってやつは


愛しの君に


手紙を書いてる


君以上に


神経質でナーヴァスなのさ


拒絶すんだ


壊そうとする


だって君は


まだ


少年少女だろ


夜中は眠るべきだ


真実が聞きたければ


沈む夕日に


聞けばいい


一日を記録したから


危険なのさ


悪魔が窓を


コンコンコン


真夜中は


欲求不満


未完成な


心は


きっと哲学を始めるだろう


真夜中の詩がはじまるさ


僕は


私は


誰なのか


愛しのあの人


私の事をどう思う


未完成な私


未熟な僕


完璧がほしくて


真実を聞きたくて


大人になんかなりたくない


けれど日々が


私を未来へ連れてゆく


この孤独は誰が埋める


覚えたての煙草を


駐車場で吸ったり


少年は純粋異性を求めるが


求めるべき少女は


性の陳列棚に


飾ってある


全てがパラレルであり


大人たちは


日常にため息をつき


少年は一人自らを慰めて


もう女だととっくに気づいた少女は


はかない彼女たちの


女でいられる


時間を求める


そう


歌ったているのさ


日常と理想の間で


真夜中の詩は

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2010-09-04 20:40:57

例えば地球が家でをしたら

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僕たちは


一人でいて


一人だけで


生きている


そんな錯覚に


とらわれる


無理もない社会


何一つ


手に入らないものはなく


愛すらも


金で買える


そんな事ばかり


思ってる


人たちがいる


どうか君よ


行かないでくれ


愛を持って


僕の元から逃げないでくれ


どうか君よ


殴らないでくれ


子どもに笑顔を


返してくれ


朝焼け空を


眺めては


幸せになる


僕ら


そんな僕らの


知らない国で


子供が死んでゆく


笑顔なんて知らない


人たちが


この星には


たくさんいるからさ


なあ君よ


選ばないでくれ


ヒットラーみたいな


政治家を


戦争なんて


しない国


僕らから


始めよう


でもさ


でもさ


毎日


毎日


聞きたくもないような事


ニュースで


こんな僕でも


我慢して


傍にいる君だけど


このまま僕が


どうしょうもないなら


家出するだろう


僕の地球は君


愛の惑星


この星だってそうなのさ


愛の星だから


そんな


そんな


事ばかり


お前らしてたら


きっと


きっと


地球が家出する


なあ君よ


世界中の君達よ


愛してくれ


愛してくれ


みんなをみんなをみんなを


地球だって家出するのさ


月で暮らすか


金星に行くか


このかけがえのない


愛の星で生まれた君達よ


みんなが愛し合い


助け合い生きる


幸せを目指して


幸せを目指して

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2010-09-04 20:01:19

2010年7月15日

テーマ:ブログ

ガキがいた


馬鹿みたいな奴で


ピエロの真似事してた


心はそいつを生んだ男に


蹂躙され


プライドなんかない


弱虫で


卑怯で


何一つできやしない


女の味なんて知りもしない


せいぜいが吉原程度


なった恋なんて一つもない


何度か愛された事がある


でもピエロはいつでも風刺されちまう


かわいそうな奴


異国の人に愛された


そりゃそうだ


正体ばれる前に


わかれちまったんだから


それからその恋は続いた


ちょうど十年前


振られた


家に行ったら


ピエロだってばれたから


でもピエロは気づいた


その愛が


本当の愛だって


決して離しちゃいけないもんだって


自分を愛してくれた人がいるって


それだけ


ピエロは


気狂いピエロになった


只でさえない人権を


心の独房に


閉じ込められて


ピエロは始めて泣いた


始めて自分の人生を後悔した


もしもピエロが


人間だったら


人の心を


理解してたら


毎日みじめな思いを


させられて


尊厳を失わなかったら


きっと


心から愛する人と


一つになれただろ


もう遅い


でもその人は


ピエロに宿題を残した


ピエロは救世主


そう言って去った


ピエロは思いこんだのさ


いろいろ考えこんだのさ


字も読めないくせして


一から勉強して


いろんな本を読んだ


サーカスのカンガルー思い出して


ボクシングしたりして


でもピエロは一人


心の友なんていない


愛する人からは


十年間


毎日手紙を書いても


返事は返ってこなかった


時は過ぎた


二十歳だったピエロは


たくさんの悪事と


たくさんの葛藤と


たくさんの紆余曲折を経て


2010年7月15日


三十になった


迎えた場所は


ウィーンだった


愛する人の


隣の国


答えがほしかった


みんなは異常という


ピエロもその通りだと思った


ピエロは詩を書くのが好きだった


いつも愛する人に向け


詩を書いていた


たくさんあった


ピエロは唯一の心の友達の家で


2010年7月15日


朝方早くから


その詩を読んでいた


ピエロは悲しくなった


可哀そうだと思った


なんて自分は可哀そうだと


そう思った


涙が出てきた


止まらなかった


なんで俺はこんなに馬鹿か


なんで俺は一人ぼっちか


何も持ってない


何も残しやしない


なんであの人はいないのか


ピエロは気づいた


もう二度とあの人には会えない


会ってくれない


会うべきじゃない


俺は救世主でも何でもない


只のピエロだ


ピエロは自分がみじめだと


初めて気づいた


人生に戻ろうそう思った


泣けるだけ泣いて


泣き疲れると


赤子のように眠った


ピエロは二度と起きなかった


その代わり


僕が起きた







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