ゲルマン大和詩集

初めまして

こんにちは

私は

君のお父さんの友達です

君は

まだ何も知りませんよね

まだ何も分からないですよね

いつか大きくなったら

この手紙を読んでください

これからの人生の中で

きっと君は

いろんな人に会い

たくさんの友達を作り

たくさんの人に愛され

何より君の

お父さんと

お母さんが

君を誰よりも

愛してます

私は君のお父さんの

一番の友達です

君のお父さんは

私が知っている誰よりも

優しく

明るく

強いのです

私は君がいつか

過ごす

青春という

季節の中で

何一つとして報われず

友達も恋人もいませんでした

でも

君のお父さんだけが

友達になってくれました

きっと私は

君のお父さんがいなかったら

生きていくことが出来なかったでしょう

私の今があるのは

君のお父さんのおかげです

私の人生はめちゃくちゃでした

私みたいな人生は歩まないでほしい

君は君のお父さんの

一番の宝物です

この手紙を読んでる君は

もしかしたら

お父さんを嫌いかも知れません

青春と言う門に立ち

人生と言う門出に立ち

不安でいっぱいかもしれません

誰かに恋してるかもしれません

私もお父さんも

まだ三十歳

分からない事だらけです

だから

いつまでたっても

分からない事だらけです

その中で

三つ探してもらいたいものがあります

まず

愛を探してください

そして

夢を探してください

最後に

希望を探してください

そして

自分を愛してください

自分を認めてください

なぜなら君は

君のお父さんの

生き写しなのだから

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幸福なんてどこにもないから

あの虹の彼方にきっとあるはずだって

歩けばいいんだ

傘もささずに

雨にぬれ雪に吹かれ

日にかんかんと照らされて

自分を傷つけて　

夜の闇に一人たたずんで

それでもいつか

幸福は手に入るって

夢は何だろう

分からないから

歩いてゆくのだけど

幸福の意味も知らないし

自分が何を求めているかも分からない　

涙を流すいつか絵本で読んだ

幸福の青い鳥私の手にも　

止まってくれるかな　

そう願って空を見上げると

カラスが馬鹿にしたように　

カアカアカアと鳴くだけで

自分の存在の定義すら分からない

きっと私の過去はカラスが運んでくるもので

夜の暗闇とともにさびしさも合いなって泣くだけ

幸せになんてなれない青い鳥虹の彼方

心のないブリキのように

体のない案山子のように

臆病なライオンのように

勇気のないドロシーのように

僕だってそうさ心もなければ勇気もない

この体だって仮のものさ勇気なんてない

おびえてばかり人の顔色ばかりをうかがい

嫌われるんじゃないかってでもいいんだ

結局はみんなインチキだったから

ないと思ってた幸せは自分の中に

勇気も心も体も自分の中にあったから

虹の彼方に行かなくても君と言う愛が虹の彼方で

ずっと探してた青い鳥は帽子の上にとまってた

いいんだ気づかなくたって只僕が君にはいる

それを伝いたくてオズの魔法使いみたいに

インチキな奴だけなのかもしれない

でも君には僕がいる僕がいて幸せだった

そう思えるような恋をしてくれたら　

セックスなんかじゃないそんなものは望まない

ただ君がそばにいてくれるそれだけで

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