ゲルマン大和詩集

いつかの僕を思い出させてくれた

今日の君の笑顔

だけど知っている

その笑顔の裏には

測れない悲しみがある事

この僕と君がいて

出来ないことなんてあるのかな

ないよと笑うその笑顔

本当にそう思えるから

君がいて

日々があり

夢があり

愛なんだって気づくけど

どうする事が正しいか

こんな僕には分からない

君が

君が

あなたが

いてくれる

この胸の奥を

万華鏡で覗いたら

いつでも輝いてるから

嫌んなる事もある僕で

常に完璧なあなたで

だけど時折見せる

寂しい顔は何ですか

僕ｙにできる事

何もない

無力な少年

言い訳し

自分の責任ほっといて

あなたの背中におんぶですか

ヨー自分

男だろ

ヨー自分

強くなれよ

ヨー自分

大切な人守れ

ヨー自分

人は誰しも悲しみ持って

生きてんだって

ヨー自分

甘えんな

あなた

あなた

僕は君を愛している

だから意味もなく謝りたい

僕は君を愛してる

だから意味もなく感謝したい

いつか

強くなれたら

いつか

そのいつかを

君にプレゼントしたいよ

こんな恰好じゃなく

タキシードでも来て

君の家まで

ベンツで行って

横付けして

君の手にキスして

ありったけの愛を

あなたへ

って言って渡すんだ

とりあえず今は

ありがとう

愛してる

あなたへ

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お前らな事の本質を

何も理解しちゃいねえ

昔っても二か月前まで

自分をキリストの再臨だと

思ってた男が言うんだから

間違いない

かもしれない

宗教ってのはな

疑問があるから

生まれんだよ

全部哲学なんだよ

死者の霊に向け

死への恐れを

犬コロが十字きるか

社会のしくみとか

道徳も

所がだ

近代が完成しちまった

その時点で神は死んだ

俺は天皇陛下の為なら

百回死んでもかなわない

けど

結局は只の爺さんだ

科学

物理

生物

マルクス

ニーチェ

さよなら

キリスト

さよなら

ブッダ

さよなら

イスラム

所がだ

こいつらに

土壇場で

挨拶かまし

詐欺して

いいとこどりした

奴がいる

いや集団だ

汚ねえラーメン屋の

店主のほうが

ずっとましさ

だけどな

言い知れぬ

底知れぬ

恐ろしい

コンプレックスって奴は

とてつもないプライドを持つ

そしてカリスマを持つ

カリスマを持つと

宗教家の場合

絶対を獲得する

すると

信仰が生まれる

よって容姿端麗な

宗教家はいない

オウム

あれは只の馬鹿だね

差別化したいだけ

ちょっと高見に立って

ちょっとどころじゃないな

いくら

東大出たって

偏差値が高くたって

大人んなりゃ

みんな一緒

それが耐えられない

みんな点数つけられてんだよ

耐えられない存在の軽さ

我慢してんだよ

世界なんて

太陽に照らされていれば

それでよく

近代の向こう側なんて

高々新興宗教に

分かるはずもなく

あったとしても

死者のもので

地獄の業火が

麻原を待っていて

それを乗り越えれば

彼も解脱

出来るかもしれない

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花を見てると

あの人たちを

思いだす

誰だろう

毎日

毎日

いろんな昆虫が

目をとめて

華麗なる

花を咲かせ

私の存在意義は何だろうん

そう思うことなんかない

私は花

だから何を思うのだろう

人間たちから識別されたいのか

昆虫たちから識別されたいのか

私を殺して下さい

この甘美なる瞬間と

死にたいのです

何が望みなのですか

花よ

きっとお前は何も理解しちゃいない

花だ

刺だ

茎だ

葉だ

めくるめく官能優美なその世界に

魅了されゆくままに

私は存在する

花よ

お前はおごり高ぶる

美しさをいいことに

だが

最終的には

私が勝つのだ

その真っ赤な紅の

刺にくるまれたお前も

やがて

枯れ

萎み

萎え

散ってゆくではないか

私は愉快でしょうがない

人間の死のほうが

よっぽどましというものだ

花よ

私はお前によく似た

生物を知っている

お前の様に

美意識

自意識と

尊厳を

死守しようと

余念がない

馬鹿な連中さ

女って言うんだ

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