ゲルマン大和詩集

あの夏だ

スイカ割ってたよな

金属バットで

本当はさ

白球わるはずだった

甲子園で

ぶっ飛ばすはずだった

バックスタンドまで

泣いたよ

浜辺で

いつも通り

胸くそ悪い

太陽に照らされて

別に鬼コーチは

いなかったけどさ

なんか寂しかった

だからかな

こんなくだらない

ショットバー開いてさ

あの夏か

あの夏が忘れなくて

いつまでも白球追い掛けたくて

白球の代わりかな

あん時青春によってた見たいに

酒にでも酔ってたいのかな

みんなに囲まれて

あの夏が忘れなくて

でもさ

もう忘れるんだ

ガキがいる

野球好きかな

あのグラウンドに

立ってくれるかな

今度夏が来たら

海にでも行くか

もう夢の続きは

終わりか

バットは傘たてに

置いとくか

部室がわりの

この店も

頭の中のチームメイトも

もう夢の中

今日は今までで

一番長く寝よう

やっとあの夏が終わる

やっと今日が始まる

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さようなら

愛しい君に

最後に言う言葉

涙流れ

空を見れば

僕の変わりに

空が泣くよ

君とだけ

愛があった

ありがとう

他に言葉は

見つからない

愛してるといえば

また君を

簡単に

愛して

しまうだろう

夢は何

聞かれえたね

君が夢だったのだけど

もう分からない

あの日々を

胸にしまおう

プリントして

手紙にしよう

君という

絵が書かれた

僕の心の絵葉書に

感謝と愛を

つめて

一言書こう

さよなら

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いつかの

夕日が

照らして

きらきら

輝く

僕の宝物

愛を歌い

愛に泣き

夢という

言い訳を

つき続けて

だんだん年をとる

さよならは

いえなくて

背を向けて

歩き出す

僕は行くよ

どこまでも

あそこまで行けたら

さよならを言うよ

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