2010-11-28 10:01:50
千回手紙を出したんだ
テーマ:ブログ
西日に照らされ
夕日につぶやく
あの子によろしく
昇ってゆけよ
二度と会えない
ずっとそう思っていた
警察呼ぶならそれでいい
190センチの親父さんが
俺を殴るならそれでいい
何回手紙を子の十年で出した
海を渡った儚い紙切れよ
ケツから愛でも拭いたのか
返事は一度も帰って来なかった
ねえ君よ
本当に僕を愛したのかい
ねえ君よ
本当に君は僕の記憶の中に
千回手紙を出したんだ
その度涙を流してた
ねえ君よ
千回手紙を出したんだ
その度煙草を押しつけた
卑屈だった
弱かった
強くなりたかった
君にまた会うんだと
心に決めていた
後何回たったらあってくれるんだい
どんどん君はおばさんに
ねえ君よ愛しているんだと
これからも
手紙を出すんだよ
2010-11-27 20:07:13
僕の詩
テーマ:ブログ
ケネディが好きだ
始めて映画館で
シークレットサービスを見た
クリントイーストウッドも大好きだ
オリバーストーンのJFK
スパイと陰謀の虜
政治の本を読み漁った
夢はケネディみたいな政治家
でもぼくの心は
時を同じくして腐り出した
彼女だったのかな
キキがいた
それと黄色い文通相手かな
鶏を良く花火で焼き殺した
じかせいけんッタキー
笑えないか
柔道部では後輩いびり
試合ではめっぽう弱い
勉強なんてした記憶がない
いつもさみしかった
友達もいない
家族中の嫌われ者
街一番の馬鹿
なりたかったんだ
ケネディに
さみしかったんだ
たくさん殴られた
いじめられた
柔道部とボクシングをやったけど
世界最強になりたかった
東大に行こう
あと少しで行けたんだ
早稲田に入った
政治家になれる
そう思った
誰よりも日本を愛した
毎日靖国に参拝した
純粋なんだ誰よりもね
でもさ
最低なんだ
大学に入って
キキに振られて
すぐ発狂
キリストだと思ってる
諸事情あって
十年間地獄だった
死んだ方がましだ
何度も首吊りしようと思った
最期にキリストなんだと思う
でもさ
最高の理解者がいてね
僕の詩なんだ
何か勝手に湧いてくる
さみしい時は
雨の詩ばかり
いつも哀しみを綴って来た
みんな捨てちゃったけど
懐かしいな
今度
キキに会いに行く
最近幸せでね
二十九年間彼女いなかったのに
この一年で七人と付き合い
五人抱いた
心の葛藤ももうない
全部忘れたよ
僕の詩
何かさ
多重人格者みたいに
喜怒哀楽
善と悪の両極端を
つっぱして来た
偉大な愛と
とてつもない思い込みで
だからだよ
異常者なんだよ
これ読んでるあなたは
僕をいかれてると思う
実際
そうだから構わないけど
いつか
会う日が来たら
笑って挨拶がしたいな
そして最大の謎の
僕がキリストかそうじゃないかは
キキが知ってるから
会ってくれたら
会えなくても
新しい僕の詩が
始まってゆくのだろ
2010-11-27 14:46:40
親孝行
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ギブスを巻いていた
中学の卒業式のお袋
僕が昨晩折った
悲しくもない別れの中
お袋が悲しかった
食器棚を引っくり返して
ガラスの破片で切った腕に
優しく包帯巻いてくれた
犬の鼻にタバスコ
次の日の朝
顔中タバスコまみれで
ヒリヒリしながら
飛び起きた
犬めがけて
盗んだ金で買ったエアガン
乱射しながら笑っていると
後ろからこっそり近づいて
取り上げて泣いた
七才下の弟を
包丁片手に追い回した
殺すなら私を殺せって言った
爺ちゃん死んだ葬式で
香典泥棒したけど
何も言わず
十五年後
さりげなく呟いた
泣きながら
何であんなことしたのって
もうしないって言ったって
その日の夜にはバックから五万円
パチンコと風俗とキャバクラ
会社の金にも手つけて
サラ金からも借りて来て
返しといてと
カード渡した
一体どんな子供だろ
そんな事してりゃ狂うだろ
最愛のあの子にも振られるだろ
二十代の半分は病院で過ごした
娑婆にいても
三年間は廃人だった
病院にいた時
はるばる栃木から
三時間かけて
毎週面会に来た
ドトールのケーキ
毎回持って来た
今じゃ体して美味しくない
でもあの時のケーキは世界で一番
何が出来るかかな
こんな僕の親孝行
三十無職
下手な詩しか書けない
どんな詩書いてもせせら笑うでしょ
誰も相手にしてくれなかった
95キロで死んだ目だった
あの頃
さみしくてさみしくて
一緒に寝ていた
24歳位
普通だったら彼女と寝てる
でも
怖くて切ない夜が
優しい夜に変わった
何で返せばいいのかな
今まだ精神病院
内に帰ると言うと
泣きながら絶叫
帰ってくるな
絶対に帰ってくるな
婆ちゃんが死んでも
葬式にも来るな
もう香典泥棒しないよ
信じてもらえない
私が死んでも帰ってくるな
町に近づくな
どうすればいいものか
ただ空を見上げる
ただ愛してると言いたい
感謝したい
でも
悲しいかな
新手の陰謀だと思われる
最低の男
最低の息子
最近彼女作ったよ
子供作ったら
会ってくれるかな
今は貴女を想って
下手くそな詩を書くだけ
哀しい顔と怒った顔はやめて
愛してる愛してる
世界の誰よりも
親孝行は取り敢えず
家に帰らない事でしょ
分かったよ帰らないよ
アンジェラアキの
ホームでも
涙流しながら
貴女を想いながら
下手くそだけど
歌ってるよ